聲の形

このような被害者と加害者の関係は現実的には修復不可能だと思う。西宮硝子と加害者達を無理やりくっつけて感動のドラマを作ろうとしても、都合が良すぎて無理がある上、加害者達（特に植野）のモラルが終始荒廃してたので、読んでてただ単に胸糞悪い思いをしました。

良くも悪くも現実味のある漫画で面白かった。
変に仲良しこよしで終わる訳でもなく。いじめる側の心境もキチンと描かれていて。子供って残酷だよな。面白かった

キャラクターの感情がリアル。身に覚えのあるような場面や気持ちが随所にあって、読んでて辛いところもあるけど、最後は前向きになれるような気がする。恋愛ものだろ、と思って敬遠してたけど、もっと早く読めばよかった。

色んな感情になる漫画。胸糞な人物や展開もあるけど惹き込まれて一気に読んだ。

すぐ手が出る

つらい

とても好きな作品
他人の心の内なんて他人が知る由は無いもので、聴覚障害者を交えることでそれが際立つのが好き
過ちという暗い過去を取り消すことはできない…
そんな過去を背負い続けることが贖罪なんだなと理解できる。
いじめた側といじめられた側の双方をうまく交錯させてるのが、本当に魅力的だなあとこの作品を見る度に感じる
欲を言えば、彼らのその先を見たかった

知らない世界を知るきっかけになる。音がほぼ聞こえない人がクラブに行く理由は「大きい音」は振動で感じると言ってたことを思い出す作品

主人公の石田は小学校時代、耳が聞こえない少女西宮をいじめていた。後悔を抱きつつ、やがて高校生になった石田は西宮に再び会いに行く。

コミュニケーションの成り立ちの難しさを描く本作ですが涙なしには読めません。
アニメ映画化されていてそちらも演出力が頭一つ抜きん出ていますが単行本の方でも1巻ごとにストーリーがまとまる構成で読みやすかったです。

自分自身にとっても人生の教科書のようで、後悔や反省、また希望や絆という安易な言葉では表現し切れない力強さがあった。

涙が止まらない作品
過去の過ちは、なかなか解決できないものです。
でも、いつか.....
いつかきっと大切な人は許してくれるはず
いや、あなたが思っている以上に
あの人は、あなたを大切に思っているのかも..