GTO SHONAN 14DAYS

藤沢とおる

3.34

1669

発刊:2009.10.16 〜

完結・全9巻

『GTO SHONAN 14DAYS(1)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(2)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(3)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(4)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(5)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(6)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(7)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(8)』巻の書影
『GTO SHONAN 14DAYS(9)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.34

47件の評価

3.8

9巻まで読みました

週刊少年マガジンで連載し爆発的な人気があったGTO、その連載終了から7年越しの外伝。
GTO本編中に、テレビ番組で「生徒を生き埋めにしかけたことがある」ということを語って問題になったエピソードがあるのですが、本作はその事件のほとぼりが冷めるまで、実家のある湘南に鬼塚英吉が身を潜めるところから始まります。
その間、冬月あずさから、知り合いの勤めている養護施設で子供たちと共同生活をしないかと持ちかけられるのですが、そこの子供たちが曲者揃いで、鬼塚はその施設の子供たちが抱える問題にジャーマンをかますという展開。

基本的には舞台が変わっただけで、GTO本編と同じ流れになります。
ただ、こちらは児童虐待を扱う展開が多く、身体的、心的、性的に一方的な苦痛を味わっていた、あるいは味わわせようとされているという重い内容が多いように感じました。
また、そのため子供の心のひねくれ様もこちらの方が強く、理不尽に鬼塚がキレて感情的に解決することが多い印象です。
GTOに比べると各ストーリーでスッキリすることがあまり無かったように思います。

また、GTO以上に"湘南純愛組"のキャラやストーリーが絡んできます。
特にメインヒロインの1人は湘南純愛組からの引き続きなので、読んでいた方が良いかと思います。
なお、GTOは読んでいないと状況が分からなくなるため、必須で読んでおく必要ありですね。

面白かったですが、GTOに比べると生徒の事情は深くなったもののストーリーの作りとしてはダウンした印象です。
ただ、本編終了後も鬼塚英吉の活躍が読めるのはうれしかったです。
GTOを読んで面白かったら、併せて読むのをおすすめします。

1

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