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杉本亜未
3.64
1505
新刊通知
発刊:2007.06.22 〜
完結・全9巻
10件の評価
ゆゆゆ
3.8
マジックのすごい少年と、その取り巻く環境あれこれ。面白いんだけど、学校や周りの人達の感覚が現実とかけ離れ過ぎているところが気になってしまう。あとその後の展開も。続き見たいな〜。
?
3.0
人の勧めで。しっかりしたいいマンガ
せーふぁ
5.0
稀代のマジシャンから手解きを受け、プロ級の才能がある中学生マジシャン・長見良。彼はまるで魔法のようなマジックの才能を持つ傍ら、ディスレクシア、いわゆる失読症に悩まされる障がいを抱えていました。そんな彼が自らの障がいと闘い、マジックひとつで自分も他人も笑顔にさせる。画力が高くて、絵が綺麗。マジックの描写も美しく、物語の運び方も丁寧。最終9巻で色々と1巻との対比が見られますが、良君の成長ぶりが美しいです。ただ、少し駆け足だったかなという印象です。しかし、それを鑑みても一読するにあまりある作品でした。字の読み書きができないという失読症は、一般に大きなハンデです。まず普通学級の学校には通えない。それでも、マジックという「言語がいらない芸術」を武器に、家庭や学校、世間、そして自分と闘いながら生き方を模索していく。その物語がとても美しくて、ほぼ毎巻泣きました。主人公の良君以外の関係者にも物語があり、大変泣かされました。ただのシンプルなお涙頂戴ではなく、そこに至るまでに積み上げられた物語があるからこそ、より感動しました。何より、作者様の物語の構成力、技術にただただ感動です。最後に、作中で引用しているセリフ、"You are magic!"これが印象的です。その意味するところを、ぜひ読んで感じてください。本当に名作。
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