2014年06月27日発売
5巻
若き天才学者・朝永悠が女子高の講師となってから初めての進級の時期を迎えていた。 思いがけずハルカにギフテッドであることを知られた葵。 そんな葵を応援する一方、悠と同じ才能を持つ葵に羨望を感じるハルカ。 小野田の家に身を寄せていたが、彼の支えによって家へ戻った冬子。 ――悠の教え子たちは自分の居場所を求めて、分岐点に立っていた。 一方、悠自身は研究への情熱を燻らせてているものの今の環境に少なからず居心地の良さを感じ始めていた。 そこへアリス・バークレイ教授から来日の際の通訳を打診され、引き受けることに。 バイタリティ溢れる彼女から思いがけない提案をされ悠はある決心をするのだった。 揺れ動く想いを抱え、それぞれが一歩先へ踏み出そうとしていた――!!