Name: 艦隊これくしょん -艦これ- 止まり木の鎮守府
Brand: KADOKAWA
Rating: 3 (1 reviews)
ISBN: 9784048669856

ヒロイチ

「艦これ」運営鎮守府

これは、いずれ戦いに赴く艦娘の、ひと時の幸せを紡ぐ物語――。重巡洋艦・熊野が着任したのは、深海棲艦のいない特殊な海域。緊張感のない空気に染まってしまった鈴谷の姿に、熊野は苛立ちを隠せない。だが、この鎮守府は、特殊な使命を与えられていて……。

艦娘文化祭開催！秘書官・阿賀野の発案により準備が進められる艦娘文化祭。深海棲艦の現れない特殊な海域に存在する鎮守府で、艦娘たちは味わった事のない経験をそれぞれ楽しんでいた。そんな中、戦うことこそが艦娘の本懐として、訓練に励む霞に異変が──。

ついに迎えた艦娘文化祭本番！それぞれが初めての経験を楽しむ中で、以前この鎮守府から異動していった阿武隈も、文化祭を訪れる。「霞に会わせたい艦娘がいる──」その相手はかつての戦友、不知火で……。

野分と離れ離れになることを怖がる舞風。そんな舞風を見て、野分にも少しずつ変化が訪れる。一方、空を見上げることの多い荒潮を朝潮は気づかっていて……。それぞれの艦娘がそれぞれに己の過去と向き合っていく中、鈴谷にも来るべき時が訪れる。

本当の練度を隠していたことを能代に看破された鈴谷。能代の体当たりの説得を受け鈴谷は鎮守府に残る皆を信じ、旅立つことを決意する。そうして熊野が残った鎮守府に、最上型二番艦・三隈が着任し──。