人は愛を食べて育つ

舞妓マリー

27

発刊:2006.05.25 〜

既刊1巻

『人は愛を食べて育つ(1)』巻の書影

人は愛を食べて育つのあらすじストーリー紹介

磨かずに光る、愛

父子家庭になってしまったにも拘らず
父親に放置されて育ち、愛されると言う事、
それを想起させる音や気配に拒絶反応を
示す様になってしまった高校生の渉は
淡々と街で縁のあった男と折々に肌を
重ねていた、筈だった。
それが風邪をひいて寝込んだ事から
封印していた筈の子供の頃の寂しい
想いが蘇ってしまい…。

淡々と繰り返される日々の中にも愛は
あります。殊更に人に誇示して回るのが
愛と言う訳でもないでしょう?

42歳の春の扉を叩く28歳の純情。
二十年越しの捻くれた純愛。
控えめな愛に対する悪意とその背中を押す勇気。
初恋の相手が性悪だったせいで続いてしまう甘い苦悶。

何処をどう捻くり回したらこう言う旨味の
ある渋味を淡々と出せるんだか。
実に箆棒な一冊です。
【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】

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