DearS

PEACH-PIT

3.41

637

完結・全8巻

『DearS(1)』巻の書影
『DearS(2)』巻の書影
『DearS(3)』巻の書影
『DearS(4)』巻の書影
『DearS(5)』巻の書影
『DearS(6)』巻の書影
『DearS(7)』巻の書影
『DearS(8)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.41

8件の評価

3.5

8巻まで読みました

遥か宇宙から巨大な謎の飛行物体が日本の近海に落下し、その中から地球外知的生命体が現れた。
地球人そっくりだが、飛び抜けて美しい容姿を持つその生命体はディアーズと呼ばれ、彼らは日本政府に正式に国民として受け入れがされる。
その式典から一年経過し、ディアーズは地球を学ぶためにホームステイされ、留学生として学校に通う制度ができる。
一方で、日本で一人暮らしをしている高校生「幾原武哉」のもとに、行き倒れのディアーズ、通称・レンが現れる。
謎のディアーズ・レンと、武哉の物語が始まる。

宇宙人が人間世界に溶け込んだ世界を描いた、NieA_7のようなファンタジー作品。
ローゼンメイデン等を描いたPEACH-PITの代表作の一つで、UNDER17主題歌でアニメ化もしています。
通常知識量が豊富で優秀なディアーズたちとは異質といえるほど挙動が薄く来歴不明なレンの謎を追うのを縦軸としていますが、ディアーズたちと切れやすくて性格の悪い武哉との日常パートがストーリーの多くを占めています。

ディアーズは地球外の生命体なのですが、見た目は地球人そのもので、額の結晶板や首輪のような収納具が見分けるポイントです。
それ以外は地球人と変わりなく、レンもグラマラスなスタイルで顔だけロリ系の少女として描かれています。
ディアーズの女性は皆、エロい体つきで、しかも服装は基本的に半裸、知識に疎いレンは最初、服を着るということすら常識として持っていなかったので、一人暮らしの男の家に何もわからない裸の女の子が転がり込むというエロゲー展開から始まります。
しかもディアーズは、なぜか地球人の奴隷として仕える(そうして種族を保ってきた)という、なにそれなんてエロマンガ設定となってます。
そんなの即18禁になりそうなものですが、この手のマンガによくあるように主人公の武哉はヘタレなので手を出すことをしません。
終盤など、自分に魅力がないのかとレンが泣き出す始末、読んでいて主人公を降りて欲しいと願ってしまったのが正直なところです。

しかも武哉は、言動がとにかく刺々しく、話しかけてきた友人にも鬱陶しそうにあしらうシーンが多いです。
後半に野仲宏史というイケメンが現れ、レンにナンパな気持ちで近づくのですが、やがて本気で心を寄せてゆきます。
多分、嫌な奴枠で登場した野仲の方が、個人的にはかなりいいやつでした。
読んでてレンは野仲とくっついてほしいと思いましたが、こういうキャラは登場時からかませが運命づけられているのは悲しいことですね。

主人公はいけ好かないですが女の子はかわいらしく、最後まで楽しめました。愛は地球を救う。
設定、展開がかなりご都合主義的なので、細かく考えずに楽しめる方向けだと思います。

1

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