天体戦士サンレッド

くぼたまこと

3.52

1205

発刊:2005.08.25 〜

完結・全20巻

『天体戦士サンレッド(1)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(2)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(3)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(4)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(5)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(6)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(7)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(8)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(9)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(10)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(11)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(12)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(13)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(14)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(15)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(16)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(17)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(18)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(19)』巻の書影
『天体戦士サンレッド(20)』巻の書影
うにたべたいさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.52

19件の評価

4.1

20巻まで読みました

世界征服を企む悪の組織『フロファイム』から地球の平和を守るために戦う戦士「サンレッド」の日々を描いた作品です。
サンレッドの宿敵「ヴァンプ将軍」は、怪人を率いてサンレッドを倒すべく戦いを挑むのですが、サンレッドの方が圧倒的に強いため、一方的過ぎてほぼ弱いものいじめのような戦いになっているのが特徴です。

サンレッドはヒーローのようなマスクをつけていますが、Tシャツに短パン、サンダル履きというスタイルで戦いの場に赴きます。
河原で待ち構えているヴァンプと怪人を殴り蹴飛ばして退治し、最後に正座させて叱りつけるのがフォーマットとなっています。
フロファイム側も本気で世界を征服するつもりがあるのか、将軍は料理が趣味でご近所付き合いがよく、怪人は旅行に行ったり合コンに行ったりファミレスでだべったり、自由気ままに描かれています。
等身大ヒーロー特撮もののコミカライズというよりも日常系マンガに近く、中盤以降は特に、怪人の日常にスポットをあてたストーリーが多いように思いました。

序盤は善良なフロファイムがガラが悪いサンレッドにボコられるシーンに不快感がありました。
途中からはヴァンプは日常的に困ったことがあったらサンレッドを頼り、サンレッドは正義の味方に助けを求める悪の組織にツッコミを入れつつも、なんだかんだ助けてしまうというツンデレ展開にほっこりできました。
怪人も含め、当たり前の普通の人が多く、先輩風を吹かせたり関係がギクシャクしたりしていたりするけど、根は悪ではないと思わせてくれる、読んでいて嬉しい気持ちになれる作品だと思います。
なお、世界観としては戦隊は組織に所属するサラリーマンの様子で、怪人は悪の組織の一味でなくても一般的な存在のようです。
サンレッドも含めて、明らかに人外の見た目をし、異能を持っているのですが、それを大して活用せずに日常系となってしまっているところも面白いですね。
モデルとなっている街が川崎市高津区近辺で、作中現地のおなじみの場所が登場するそうです。
私は川崎市にゆかりがないのでわからなかったですが、高津区民であればより楽しめると思います。

ただ、11年という長期連載中、ストーリー上の進展はほぼないです。
一話一話で見ると面白いのですが、長く読んでいると途中でダレてくる感じがあるので、一気読みには向かないと思います。
2クールで2回アニメ化されているので、そっちのほうがとっつきやすいかもしれないですね。
ちなみにアニメのOPを歌っているのがmanzoで超熱いです。個人的にお気に入りです。

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