マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
ふじつか雪
3.41
755
発刊:2006.09.05 〜
完結・全2巻
高二の春。飛鳥は、祭りで和太鼓を演舞する雅生に恋してしまう。しかし雅生は耳が聞こえず、音の無い世界で心を閉ざしていた??。そして、二人の切ない恋の奇跡は静かに始まる。心ふるえる真夏のピュアラブストーリー。
11件の評価
福
4.2
このレビューにはネタバレを含みます。
文字と声に出す言葉って「伝える」という行為としては結構な隔たりがあるんだなと感じた私。まさみさんの手を取って「伝える方法なんていくらでもあるよ。」と言える飛鳥とは、これまた大きな隔たりが。だけど「なんでもない」で片付けずに責任を持って伝えるべきなのは誰にとっても言えることだと思った。大切な人と向き合うとき、取りこぼしていい言葉はひとつもない。留学中、飛鳥の「風をひいた」というメールから色んなことを想像して、気持ちを伝えることを選んだマサミさん。伝え合うことを疎かにしない2人だらこそ、受け取るときも相手を思いやれるんだと感動しました。
れとれとさん
3.5
耳が聞こえない男の子・雅生と彼の太鼓の音に惹かれて一目惚れした少女・飛鳥のピュアなラブストーリー。飛鳥の純粋なまっすぐさに心打たれる。嫌味がなくて心から応援したくなる素敵な主人公だなあ。太鼓と耳が聞こえないというテーマから、胸を打つ鼓動という表現を多用している。たしかに鼓動は嘘をつかないし、生まれも育ちも関係ないから、上手い表現だなあと感じる。
漫画を探す
話題のニュース