裏通り雷人（7）

高利貸し極楽商会の用賀金蔵は、恋人の佐久間雅美から兄の手形を極楽商会で割り引いて欲しいと頼まれる。恋人の望みを叶えようと、用賀は社長の二宮雷人（にのみや・らいと）に土下座をして懇願し、雷人はついに折れることに。手形を割り引いたものの、心底安心できない雷人は、手形を振り出した会社を訪れて、衝撃的な事実を知ることとなる。それは、手形用紙を手に入れるだけの目的で新会社を設立する、詐欺集団がそこにいたからだ！感動のクライマックスに向かって、堂々の完結。