いがらしゆみこ

水木杏子

明るく元気なキャンディは孤児院育ち。一緒に育った親友のアニーが養女にもらわれてゆき、悲しみにくれるキャンディは、ポニーの丘で優しい王子様と出会う。そして、歳月が流れ、ついにキャンディも孤児院を出ることになった。しかし、引取り先のラガン家が探していたのは、養女ではなく、わがまま娘イライザの話し相手役だった。冷たいラガン家の人々の中で辛い日々を送るキャンディの前に幼い頃に出会った王子様が？

文庫版 キャンディ・キャンディ

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文庫版 キャンディ・キャンディ(1)

ウィリアム大おじさまの計らいで、アードレー家の養女になったキャンディに、思いもかけない不幸が襲う。最愛のアンソニーが、事故で突然、この世を去ってしまったのだ。悲しみにうちひしがれるキャンディは、故郷のポニーの家に帰ってしまう。しかし、そこへアードレー家の使いが訪れ、キャンディに、立派なアードレー家の一員となるべく、ロンドンの寄宿学校へ行くようにとの、ウィリアム大おじさまの命令を伝える。

文庫版 キャンディ・キャンディ(2)

聖ポール学院での生活は、キャンディにとって窮屈で退屈な日々だった。唯一の救いは、アードレー家のアーチーやステア、優しいパティの存在。そして、おさななじみのアニーと、再び心が通いあう仲になれたことだった。そんな中で、キャンディは、どこか影のある学園の問題児テリィに、いつしか惹かれていく。しかし、そんな二人を陥れようする恐ろしい罠が・・・。

文庫版 キャンディ・キャンディ(3)

文庫版 キャンディ・キャンディ(4)

キャンディが勤める病院に野戦病院から記憶喪失の患者が運ばれてきた。なんとその人は、あの懐かしいアルバートさんだった。身元がわからず、満足な看護を受けられないアルバートさんをキャンディは懸命に世話をする。一方、ブロードウェーで活躍するテリィは、晴れの舞台をキャンディに見せようと、稽古に励む。そんな折り、稽古中の事故で、テリィに思いを寄せるスザナがテリィをかばって再起不能の大けがをしてしまう。

文庫版 キャンディ・キャンディ(5)

引き裂かれるようなテリィとの別れ、志願兵となったステアの死、次々に起こる不幸のなかで、アルバートさんの優しさがキャンディの救いだった。しかし、記憶の戻ったアルバートさんは、ある日突然姿を消した。彼を探しに出かけた街の場末の劇場で、キャンディは、失踪したテリィのおちぶれた姿を見る・・・。

文庫版キャンディ・キャンディ

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