家栽の人4

毛利甚八魚戸おさむ

3.00

151

発刊:2003.03.01 〜

既刊10巻

家栽の人4巻の表紙

2003年04月01日発売

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家栽の人(4)のあらすじストーリー紹介

草木を愛する風変わりな判事・桑田義雄。家庭裁判所に持ち込まれる数々の事件を通して、現代の人々の愛と孤独を優しく描く都会派森林浴ドラマ。

父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したこともある桑田。数多い問題・事件をいかに迅速に処理するかに目的を置きがちな家庭裁判所において、つねに当事者が抱える問題の本質を見極めようとする主人公の姿勢を描いた連続短編ストーリー。本巻で桑田が扱う主な事件・問題は以下の通り。外国人少年の傷害事件(第2話)、少年の売春問題(第3話)、少年の非行問題(第4話)、離婚調停(第6話)、親族紛争調整(第8話)、強盗殺害事件(第9話)、少年の恐喝事件(第10話)、親権問題(第13話)。

桑田が勤める春河支部に、目黒という新しい支部長がやってきた。この支部長はなかなかの狸で、引っ越しの手伝いに現れた判事らにわざと気難しく見せ、部下の性格をちゃっかり分析してしまうような人物。片づけ後の団らんの席を中座して、ひとり付近の河原でメモを眺めてはニンマリとしていた。その後、裁判所の下見に訪れた目黒は、休日にも関わらず敷地内で庭仕事をする桑田を発見する。まさか桑田が判事とは知らない目黒は、気楽に世間話を始めるが…(第1話)。

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