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高橋しん
3.69
13207
新刊通知
発刊:2000.05.01 〜
完結・全7巻
391件の評価
かわこ
2.5
高い評価を聞いて読みましたが、そこまでハマれませんでした。切ないのは分かるけど、設定がめちゃくちゃに思えてしまいました。
iori
4.3
後半ややダレる。が度肝抜かれる感じ。
AGOすけ
4.5
高校時代にドハマりしました。数奇な運命に翻弄され、紆余曲折を経ながらも純愛を貫き通す作品でした。今読んでも胸が苦しくなって泣いてしまいます?
うにたべたい
高橋しん氏の「いいひと」の次の連載作品。「いいひと」は、型破りな方法で事態を解決し結果皆を幸せにする、スポーツメーカーに務めるサラリーマンにスポットを当てた大人をターゲットとした作品で、その流れからほんわかした日常的な作品をイメージして本作を手に取ったのですが、初々しい高校生カップルの話が始まったや否やで爆弾が投下され、戦闘用に改造された彼女が彼氏の前に現れるという、冗談のような、幻夢のような光景にあっけを取られました。あれ?これって高橋しんだよね?みたいな。ただ、それは結果としていい意味で期待を裏切られたと感じています。平和な日々が続いていくと信じていた北海道のある町に突然ミサイルが降ってくるという、パニックムービーのような始まり方をするのですが、唐突なのは始まりだけで、以降、世界が穏やかに破滅してゆきます。話のイメージは、ネビル・シュートの"渚にて"を読んだことがあればわかりやすいと思います。その世界は、少しずつ終わりに近づいていて、どう足掻こうが為す術はない。ただ異なっているのは、本作では大勢の人はそれを知らされておらず、ただ懸命に今を生き続けていることです。世界があと2,3日で終わりを迎えることが決まっていたとしても。人類の終わりを知った上で死ぬのと、何も知らされずに日常の中で死ぬのと、どっちの方が良いのでしょうか。兵器である彼女は人を殺すのですが、その敵が何者か、そして彼女が何者によって、いかなる技術を用いて超兵器となったのか、また戦争となった原因などについては作中で明示されません。なぜ世界が終わるかについても。作中、敵兵は英語やフランス語を話すのですが、戦争部分は言ってしまえばエッセンスで、主題は最終兵器になってしまった彼女、ちせと、クチの悪い彼氏、シュウジの二人の物語となっています。ただ、飛行能力や体内からミサイル射出、敵索機能や睨むだけで壁に大穴を開ける力など、ちせは明らかに作中でもオーバーテクノロジーと呼べる力を備えており、その上で人としての姿形、機能を維持しているというのは、奇跡というにはご都合主義すぎるかなと感じました。最終兵器のちせとは違い、シュウジについては普通の男の子として描かれています。色々知ってしまい、悩み、戦い、受け入れならざるものを受け入れ、出し様のない答えを出しながら、最後まで彼氏であろうとするシュウジと、最終兵器の彼女の物語は、なるべくしてなったラストを迎えます。ラストは虚無感がすごいです。おすすめの作品ですが、本作は噛み締めて読むことが大事だと思います。何度も読み返してようやく味がわかる作品だと思うので、全7巻と巻数がそれほど多くなく、文字数も多く、コマ割的に読みづらく感じる場面もありますが、さらっと流すのではなく、コーヒーなどをお供にじっくり読むことをおすすめします。
せーふぁ
5.0
セカイ系、というジャンルがあります。誤解を恐れず本当にざっくり言うと、世界の命運を取るか、あるいはヒロインを取るか。本作は究極のセカイ系作品だと思います。死にゆく地球と最終兵器として人間らしさが失われてゆく彼女。演出の妙味がとてつもなかったです。1巻の振り返るちせのアップが頭から消えません。提示される世界観の情報は最小限、あくまで主人公たち2人の恋愛が主眼。不要な情報は極限まで削ぎ落とした上での、2人の感情がストレートに胸にキました。全部がリアルで生々しくて重々しくて、それでも読まずにはいられない。泣きました。
まぬ
4.0
地球はもうだめです…
あのひと
感動の超名作。設定は奇抜だが、そこを活かした切なさをとても表現出来てる。
TK7749
兵器になっていくヒロインと、死に向かう人類。あまりにも生々しく、哀しい。最も心に残る漫画の一つ。傑作。
咀嚼
3.5
読んだけど途中でやめてるから読みたい 名作だってわかるから
おいす
3.7
中学生の時初めて読んだあと暫く頭から離れなかった
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