会長派と社長派の真っ二つに割れた「大徳自動車」の新取締役に選ばれた平並次郎。大企業に巣くう病を治すため(!?)、平は周囲の人々を巻き込んで会社を壊していく!!大徳自動車は自動車業界有数の大企業。その一室で定例の取締役会議が行なわれていたが、たった一人の新しい取締役を決めるためだけに、かれこれ2時間も費やしているのだった。そこへ病気で入院中の相談役の意見が録音されたテープが流れる。テープには「平」という名前が吹き込まれていた。平は左遷に左遷を重ね、現在は子会社の自動車工場で社長になっている男だった。