素晴らしい世界

浅野いにお

3.30

3260

発刊:2010.07.17 〜

既刊3巻

『素晴らしい世界(0)』巻の書影
『素晴らしい世界(1)』巻の書影
『素晴らしい世界(2)』巻の書影
うにたべたいさん、他1人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

あてもなく大学を中退してしまったバンドの女性ボーカリスト、ひどいいじめを受けている小学生の女の子とカラスの姿をした死に神、組の金に手をつけて逃走中の暴力団員と女子高生、バンドをやめて普通のサラリーマンになった青年、表と裏の顔を持つ歪んだ性格の生徒会長、35歳・妻子に逃げられた売れないマンガ家、恋人と別れたばかりのOL、倦怠期のカップル、勉強しない予備校生…。心のどこかに不安や不満を抱える様々な登場人物たちの日常のドラマをリアルに描く第1集。各回の登場人物が以降の話にほんの少しずつリンクしていく形で進んでいく、ちょっと変わった形式の短編集。

この漫画の詳細情報

はじめての方はこちら

この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.30

66件の評価

4.2

3巻まで読みました

浅野いにおの短編集作品です。
収録されている作品はすべて同じ街の同じ世界の出来事として描かれていて独立しておらず、微妙につながったストーリーとなっています。
ただし、各話主役は別のキャラとなっており、各キャラのストーリーが他のキャラのストーリーに明確に関わっているわけではないです。
例えば、満員電車で潰されるサラリーマン、が立ち寄ったコンビニの店員、の元カノ、が学校で教えている生徒、が交差点ですれ違った冴えないオヤジ etc etc にもそれぞれに人生があり、ドラマがあって、そんなわりかしどうでもいいっちゃあいい短編作品19編が収録された全2巻。
よく読めば別の短編の主人公が、話によっては見切れレベルで登場していて、読んでいて「あれ?このキャラは確か」とか「このエピソードって見覚えがある」とか思います。そういったギミックの楽しい短編集と思います。

浅野いにおの初期作品はナウなサブカル系女子にバカウケする内容となっており、本作もその味が強いので、苦手な人は苦手な作品だと思います。私的には良かったです。
各話はその話内で一旦のけりがついていて、だけど生きている限り彼らのストーリーは続くんだと思いました。

一点、それまで漫画的表現はあれどもリアルな世界観でキャラクターは動いていたのに、最終話近辺で急にストーリーが超自然的になります。
死んだものが生き返ったり、神が登場したり、そういう締めなので、最後まで淡々と進めていってくれたら良かったのにと思いました。
伏線が無いでは無かったので、このラストはすべての結果として必然なのかもしれません。
でも今見返してもやっぱり唐突感あるなぁと感じます。意味も正直良くわからない。意味があるのかすらわからない。
そういった意味とか考えずに楽しめる方、あるいは解釈をするのが好きな人には特におすすめの作品です。
話によっては真に理解に苦しむものもあるのですが、それも包括して楽しめる方におすすめします。

この漫画を読んだ人におすすめ

Loading ...
Loading ...