ちさ×ポン

中野純子

3.33

519

発刊:2002.05.17 〜

既刊8巻

『ちさ×ポン(1)』巻の書影
『ちさ×ポン(2)』巻の書影
『ちさ×ポン(3)』巻の書影
『ちさ×ポン(4)』巻の書影
『ちさ×ポン(5)』巻の書影
『ちさ×ポン(6)』巻の書影
『ちさ×ポン(7)』巻の書影
『ちさ×ポン(8)』巻の書影
さほさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.33

10件の評価

3.6

8巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

純愛漫画かと思いきや、ガッチガチのNTR漫画。
初めての彼女が突然イケメンにデートレイプされ、それを乗り越えて再び愛し合幸せを掴むまでの過程がテーマ。

それがあまりに胸糞だったからこそ、それを乗り越えて幸せになった二人によかった!と感動する反面、やはりその一件が胸糞すぎて最後までもやっとする。

何が許せないってその犯人がその後ものうのうと登場して、主人公を煽ったり、謎に相談にのったりすること。

せめてそいつは卑劣な悪役として、刑務所にぶちのめしてたら、最後もスッキリ終われたかもしれない。

あと許せないのが、ちさがレイプ宣告された時に、主人公は家庭教師の女と抱き合ってたってこと。
もちろん彼氏がいてイケメンとデートするちさも悪い。

でも、あの時家庭教師の女が助けに行けと言えば、ちさもポンタも一生の心の傷を負わずに済んだのではないか。
ポンタが、ちさが他の男とデートした結果レイプされたという理由だけで見捨てられないほど、ちさのことを愛している描写がされるほど、混乱していたとはいえちさを助けに行かず目の前の女に流れたぽんた自身と、家庭教師の女が許せなくなる。

純愛漫画としてはあまりにも重すぎるが、不幸にもそういった事件に遭ってしまったカップルが乗り越える話だと思えば、とても良い漫画だった。

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