神風怪盗ジャンヌ

種村有菜

3.53

4798

完結・全7巻

『神風怪盗ジャンヌ(1)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(2)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(3)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(4)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(5)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(6)』巻の書影
『神風怪盗ジャンヌ(7)』巻の書影
MISAKI OKUMURAさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.53

153件の評価

3.3

7巻まで読みました

予告状を出して絵画を盗む、世間を賑わす怪盗ジャンヌ。その正体はごく一般的な高校生・日下部まろんだった。
ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりの彼女は、怪盗ジャンヌになって、絵画に憑く悪魔を回収することを使命としている。
まろんの一番の親友、東大寺都は警察の娘で、ジャンヌを自分の手で捕まえることにこだわりを持っており、ジャンヌは親友に追いかけられながら悪魔を回収していた。

お供の妖精、ライバルのイケメンの登場など、王道とも言える変身モノ少女漫画の設定を詰め込んだ作品となっています。
ただ、ストーリーは王道とは言えず、ヒーロー役が立場上、敵味方間を安定せず揺れ動いていたり、終盤にまさかのキャラが敵だったりと、結構目まぐるしく展開します。
巻数が全7巻と短いこともあり、濃い内容となっています。
基本的に1話完結になっているので、リボン本誌で読んでいたときは違和感なく楽しめましたが、コミックスで改めて読むと設定のあらが色々気になりました。
そこは少女漫画ということで、大人目線なつっこみは野暮と思いますので割愛。
可愛くって元気な女の子が、変身して戦ったり、恋をしたり、友達と友情を確かめあったりするお話です。

種村有菜さんの初期の作品ですが、1話めから絵は固まっていて、とても安定しています。
全話通して楽しく読むことができました。
ただ、少女漫画にしてはお色気描写が多いと感じました。
"そちらの層"には受けが良さそうですが、当時は気にならなかっただけ、今読むと結構衝撃です。

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