赤ずきんチャチャ

彩花みん

3.30

4654

完結・全13巻

『赤ずきんチャチャ(1)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(2)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(3)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(4)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(5)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(6)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(7)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(8)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(9)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(10)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(11)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(12)』巻の書影
『赤ずきんチャチャ(13)』巻の書影
うにたべたいさん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

もちもち山に住んでいるまっ赤なずきんの女の子…その名はチャチャ。世界一の大魔法使いのセラヴィー先生について、立派な魔女になるために、大好きなおおかみ男のリーヤに手伝ってもらいながら頑張ってます!!

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.30

59件の評価

4.2

13巻まで読みました

りぼんで連載していたドタバタ系少女マンガ。
アニメが好評で、マンガよりもアニメで見ていたという方も多いと思います。

赤ずきんチャチャのアニメがやっていたテレ東金曜日18時枠は"姫ちゃんのリボン"や"こどものおもちゃ"なども放映されていて、女児向けアニメですが男児も含めて人気にあった作品だらけだったように記憶しています。
同時期に日曜朝では"ママレード・ボーイ"が人気を博し、少女マンガのアニメの黄金期でした。
赤ずきんチャチャはその中でも代表格として挙げられる作品で、一定年齢以上の方は男女関係なく知っている作品だと思います。

主人公は赤ずきんがトレードマークの、魔法使い見習い「チャチャ」で、もちもち山の小さな家で世界一の魔法使い「セラヴィー先生」の元、修行をしています。
チャチャと、その友達で狼男の少年「リーヤ」、近所に住む魔法使い見習いの「しいねちゃん」がストーリーの中心で、基本的に本筋らしいものはない一話完結型のギャグ漫画です。
アニメの方は、魔王が現れて、王族であるチャチャの命を狙い差し向けられた刺客を、愛と勇気と希望の力でマジカルプリンセスにホーリーアップしたチャチャが、ビューティーセレインアローでやっつけるフォーマットとなっていますが、マンガでは"マジカルプリンセス"関連は一切登場しません。
マンガではラスト近くで魔王は登場しますが、チャチャの命に興味はなく、"大事なマンガを妻に捨てられた"ため悲しさで暴走し魔法の国にやってきた変なおじさんという位置づけになっています。
アニメはほとんどがオリジナルストーリーとなっているので、アニメとマンガは別と見たほうが良いかと思います。

最初は魔法の修行をしていたのですが、序盤でチャチャたちは、魔法の勉強のためうらら学園に入学します。
マンガ版のほとんどのストーリーはこのうらら学園での日々が描かれます。
リーヤが好きな人魚の「マリンちゃん」、同級生の黒頭巾「やっこちゃん」、小さい忍者の「お鈴ちゃん」、もみじ学園のスパイとして送り込まれた「ポピィくん」など、個性的な仲間たちが多数登場する、わちゃわちゃした楽しい内容です。
登場人物がかなり多く、中盤までは毎話のように新キャラクターが登場し、個性的なキャラクターとの騒動が起きる展開が続きます。
キャラはコミカルでかわいらしく、個性が強くて描き分けできているので誰が誰かわからなくなるようなことはないですが、かなり騒がしいです。
そこが本作の魅力で、キャラ同士の掛け合いや大騒動を楽しむ作品だと思います。

終盤では無邪気でかわいらしいチャチャたちのおとぼけ展開が弱くなり、ポピィくんや大魔王の息子「平八」がメインになります。
それに伴って、チャチャの影が薄くなってきたように感じたのは少し残念でした。
一方で、キャラが大勢出てきますが、最終回後におまけという形で、一部キャラの恋の行方が描かれたのは嬉しかったです。

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