ママレード・ボーイ

吉住渉

3.61

6835

完結・全8巻

『ママレード・ボーイ(1)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(2)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(3)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(4)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(5)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(6)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(7)』巻の書影
『ママレード・ボーイ(8)』巻の書影
aoharide2さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.61

167件の評価

4.3

8巻まで読みました

高校一年生の「小石川光希」は、仲が良いと思っていた両親に急に離婚することを告げられ、同時に別の離婚する夫婦とそれぞれくっつくという、非常識極まりない話を告げられる。
さらに、相手の夫婦にも「松浦遊」という光希と同じくらいの年の子供がいて、6人一緒に暮らすことにしたと言われ、大反発をするが、渋々認めることとなってしまう。
お気楽な両親たちに呆れながら、ひとつ屋根の下で暮らすことになった光希と遊は、次第に惹かれ合ってゆく、という展開です。

少女マンガ誌の『りぼん』で連載されていた少女マンガで、4クール放映予定だったアニメは好評で半年延長し、劇場版も作られた大ヒット作です。
『姫ちゃんのリボン』や『赤ずきんチャチャ』、『ご近所物語』等と同様、ある程度の年齢以上の方は知らない人はいない作品だと思います。
なお、アニメは1年半の全76話放映されていましたが、原作マンガは意外に短く、全8巻完結です。
その分、アニメはオリジナル要素が結構あったと記憶しています。
アニメだと遊はアメリカの大学に進学し超遠距離恋愛が始まるのですがマンガではその展開は無く、アニメで散々引っ掻き回し役をしていた「北原杏樹」など、一部キャラはアニオリだったりします。

恋愛関係、親戚関係が入り混じっていて、結構ドロドロしています。
少女マンガということもあってキスシーン以上の展開はさすがに無いですが、不倫や愛人、禁断の恋愛模様が描かれる、少し大人向けの感じがあります。
主人公たちも、高校生というにはませていて、そういったところが逆に当時の小中学生に受けたのかなと思いました。
三角関係やライバルキャラの登場があったり、サブキャラクターのストーリーが進んだりと、割と王道展開ですが、テンポが良くて読みやすいです。
絵もきれいで安定しており、今読んでも十分楽しめると思います。

名作ですが、ラスト近辺で遊の早とちりが起因して振り回される展開があります。
そこを気にすると話に起伏が無くなってしまいますが、どうしても大事なことなんだからちゃんと確認しなさいよと思ってしまいますね。

12

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