人の姿をした神と物の怪。その不思議日常譚 時は現代。ミツカド山の麓のある廃村に暮らす者たちがいた。彼らはすべて神―― そう、人の姿をした神だった。その神たちに売る品物を背負ってやってくる物の怪もいれば森の中でうごめく怪しい物の怪もいる。菊の神、大石の神、蔵の神、屋根の神、大杉の神…… 人の体を持つ神たちと、闇にうごめく物の怪たちの仄暗くも優しい日々の物語、開幕。
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人の形をした神たちと物の怪たちの不思議で優しい日常譚「ひとひとがみ日々」