神話やワーグナーの音楽を愛し、永遠の美を求めた美貌のバイエルン王・ルートヴィヒ二世。女性を忌み嫌い近侍の美青年を愛した実在の歴史人物の、その終焉の姿までを描いた作品。──戦争を嫌い夢見がちだった若き王は、同盟国であるオーストリア帝国と隣国プロイセンとの戦争に巻き込まれ、莫大な負債を負うことになり…。白鳥城の名で知られるノイシュバンシュタイン城や華麗なる宮殿リンダーホフ城など壮大で有名な建築物等の数々を残しながら、悲劇の狂王として人生の幕を閉じたルートヴィヒ二世と近侍の青年との恋を主軸に描いた本作品をお楽しみください。