有馬(ありま)に襲われた巳鹿島(みかじま)の元に駆けつけた新田(にった)。「…好きじゃないなら、消えてよ」 悲痛な叫びを浴びせられ、遂に二人が対峙する。有馬の本心を目の当たりにして、新田もまた巳鹿島がどれだけ自分にとって大切な存在か気づくが… 初めて味わう焦りと絶望感。そして二人きりの病室で、思わず溢れた涙の理由は? 「これからはちゃんと伝えたいし、知ってもらいたい」 そう告げた唇に、巳鹿島が優しく触れていき… 求め合う体は熱を孕んで甘く溶け合う――。くれの又秋 大ヒット作、クライマックス!! ◆単行本収録の描き下ろし後日談付き ◇電子限定の描き下ろし収録