ドイツで暮らす写真家、塁。同居人であるオスカーの提案で、突然の旅行が決まったある日。とある事件をきっかけに、二人は謎多き少年、エルに出会う。「母親のもとに連れて行ってほしい」と言うエル。最初はまったく取り合わないオスカーだったが、エルの必死な様子に結局連れて行くことに。行き先での聞き込みを繰り返し、わずかな手がかりを頼りに、次の目的地を決める旅。そこで出会う人々との交流を経て、エルは自分の過去を深く顧みる。「俺は本当に母さんに愛されていたのだろうか」「母さんに会えたら、俺は、俺は――」暗い気持ちが渦を巻き、ある朝、エルは二人の前から忽然と姿を消してしまう――! ドイツを駆けるロードムービーコミック、それぞれの過去が明かされる第2巻!
【6月24日付】本日発売の単行本リスト
2024年6月24日:本日発売のコミック新刊