シード選手ながら、なかなかツアー初優勝が遂げられずにいた有働二子女。とんぼとのラウンドで、とんぼののびのびとしたスウィングを目の当たりにし、さらに「トヨタジュニア」で戦った世界のライバルたちの話を聞くにつけ、自分の縮こまったゴルフを反省し、スウィング改造を決意する。しかし、そのゴルフは小さな頃から二子女が取り組んできた父・久五郎の教えとは大きく違ったものであり、道のりはそうたやすくなかった。初優勝への想い、自分のプロとしての未来を考えた二子女はもがき苦しみ、ついに大きな決断を下すのであった……。