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大白小蟹
3.81
-5
新刊通知
発刊:2022.11.25 〜
完結・全1巻
41件の評価
としろう。
4.1
透明人間の話はつられて涙がこぼれそうになった。
石だ
3.8
こんな漫画もありなのかなと。平均的な人間で、些細なことで揺れ動いて、みんながみんな同じじゃなくて、色んなことを考えて、それが人間なのだなと思いました。正直、精神的なテーマではなく、それこそ刺さる人に刺さるし、あるいは人を助けることを助長する作品であろう。漫画自体は簡単なようで難しくて、それこそ描きたいものはわかりやすくはないし、卓越した表現も画力も構成による的確な思考誘導もあまり感じない。素朴な作品である。でも、だからこそ刺さるのがこの漫画だと感じた。現実味があるからこそ、一歩地上から浮いたような目線で読んでしまったが、それこそ20歳の大学生の僕には親身に読むにはまだ早い作品だったのかもしれないと思う。なんか心がここにないみたいな感じの読書感だ。すっきりしていないというか、なんというか。滝を見た後に近い。自分が何を思えばいいのか、何を思うのが人間として正しいのか、そんなことを考えてしまう。わかることと、響くこと自体は決して同じことではないのだろうか。なぜこれを描きたいのか、それはきっと作者にしかわからないだろうし、わかってほしくないのかな〜って思った
鈴木
5.0
どの物語も、すぐそばにあり、事故のように出くわしてしまったり、いつか経験して胸の奥にしまっていた記憶のような、そんな感情について描いている。最後にはすべてが終わっていくとしても、その過程にある美しい瞬間を掬い上げていくことはできて、それがあればこの先を生きていけるっていうような、そういう類の美はあるだろう、っていう感覚が自分の中にずっとある。映画の『ブルー・バレンタイン』や『マリッジ・ストーリー』、『永遠の僕たち』のような作品を思い出していた。それ以上に連想したのが、星野源のアルバム『エピソード』。飯を炊き風呂を沸かして悲しみを乗り越えようとする"湯気"、寒くて布団から出られず家人に「行ってらっしゃい」を言えなかった、事故にでも遭ったらどうしよう?と気を揉む"布団"、喧嘩と仲直りを繰り返す老夫婦の暮らし"喧嘩"、パートナーの葬儀を悲しくユーモラスに描く"ストーブ"、墓参りの"ステップ"。暗い部屋の中で光る何かがあると信じて創作に打ち込む"日常"。すごく好きなアルバムなのだが、『うみべのストーブ』はそれと響き合うような一冊だった。読んでいる間、自分の中でずっと鳴っていた。
マ
4.0
文学的なストーリーと詩がとっても合っている。新人とは思えないセンスと胸にくる短編集。「海の底から」が本当に好き。
キモヲタ
4.5
最初の話だけめっちゃ好き
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