平凡なサラリーマン・内海は、定食屋での昼休憩中、突然目の前の席に座ってきた青年に「ゲーム、最近してる?」と話しかけられる。「また見せて」と言い去っていく彼の言葉に驚くも、内海はかつてゲームの実況配信をしていたことを思い出す。その晩、懐かしさから約10年ぶりに行った実況配信で、突如5万円分の投げ銭が投げ込まれる。戸惑う内海は昼間の彼が投げ銭の送り主ではないかと思い至り、再び会うためSNSで自分の居場所を発信。しびれを切らし会いにきた彼・亘は内海の元リスナーで、「好きに使えばいい」と頑なに返金に応じようとしない。せめて亘に使いたいと考えた内海は、「投げ銭の金額分、一緒に遊ぼう」と提案し―※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。