古オタクの恋わずらい（1）

作者やキャラと一緒にあの頃に戻れるかどうか、が一つのハードル
同じ経験をしてきたかがもう一つのハードル

つまりあなたが90年代に同人文化に触れるくらいのオタクならオススメ
宮崎幼女誘拐事件や宅八郎でオタクの肩身が狭くなり、オタク趣味を公言し難い時代を知っていたら、苦悩の奥行きが補完できる

そういう読者の経験に頼ってる所もあると思うので、その経験がないならどうかなー
主役が都合よく主役してる、ままある都合良い内容にオタクフレーバーかけた感じに思えるかも…

1巻はそんな感想
私はとても好き
2巻も早く読まねばね

オタクが楽しそうにしている作品は基本的に好きなのだけれど
この作品は主人公への過去の作者の自己投影を強く感じ痛々しさが勝ってしまった。

パロディネタ多めなので元ネタがわかればより楽しめるかも。
ギャグっぽいノリが多々あり、題名からしてイタイ感じを楽しめればいいと思う。
少女漫画なら私がモテてどうすんだ、とかがノリが似てるかな。