伯爵令嬢は犬猿の仲のエリート騎士と強制的につがいにさせられる

鈴宮ユニコ茜たま

3.12

8

発刊:2021.09.30 〜

完結・全2巻

『伯爵令嬢は犬猿の仲のエリート騎士と強制的につがいにさせられる(1)』巻の書影
『伯爵令嬢は犬猿の仲のエリート騎士と強制的につがいにさせられる(2)』巻の書影
mamimumemo615さん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

君主制国家・スキニア帝国の侵略を受け、その支配下に置かれたアリータ公国。亡国の貴族の子女たちに課せられた帝国からの教育システムは「十八歳の春に、国が決めた相手とつがいになり、子をもうけること」。伯爵令嬢ティアナは、昔から顔を合わせると喧嘩ばかりのエリート騎士・アデルとつがいになることに。お互い口喧嘩を応酬しながら、ロマンチックとは到底無縁な初夜が始まる。一夜限りだと思っていたのに、アデルは義務だからとティアナを何度も呼び出して―――!?

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.12

13件の評価

4.0

1巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

「18歳の夜に、国が決めた相手とつがいになり、こをもうける」というシステムのもと、つがい関係になってしまたティアナとアデル。ふたりは顔を見合せば喧嘩ばかりする犬猿の仲だったが…?

本当はお互い好き同士の両片思いけんかっぷるという関係性なのが尊い…!「こんなやつに抱かれるなんて…」の冒頭から始まり、初夜で「本当はアデルのことが好きだった。でもこの思いは封印する」と心の中で思うティアがとにかく切ない…。好きな人との幸せなはずの初夜がいろいろな感情でぐちゃぐちゃになっているのがつらいけど、読者の心を引き込む1話だなぁと圧巻。
ティアが「アデルのことが好きだから幸せになってほしい」とグッと我慢する描写が多くあり、切なさはより倍増…!

ストーリーの収まり具合もとてもよい。おそらく単行本2巻分で大枠のお話は完結するので、令嬢もの初心者には親切だし、現代ものでもよくつかわれるテーマの"両片思い"なので、感情移入もしやすい作品。さらに、人物はもちろん、背景の作画が丁寧だったり、トーンの使い方、コマの割方も秀逸なので、1本の映画を見たような満足感もある。とにかくきれいなことを伝えたい!!

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