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夜の羊雲
3.49
964
発刊:2021.03.01 〜
完結・全2巻
「雲ヶ浦」という海の見える街に、一人の少女・楠まよわが引っ越してきた。そこで出会うのは、あたたかい下宿先、あやしい瓜二つの別人二人組、閉じこもりがちのやさしい少女と、不器用な青年。まよわがそんな街にやってきた理由とは…?彼女を中心に、不思議な街で綴られる、眩しくて仄暗い日々の記録。
7件の評価
寸々
4.0
ただの雰囲気漫画…では終わらせない、読ませる何か(というか物語の意図みたいなもの?)があるような気にさせられる。夢と現実の境界が曖昧なお話の中で、印象的なセリフが多い。
せーふぁ
星が見える街、雲ヶ浦に引っ越してきた金髪碧眼の少女・まよわ。幻想的でどこか頽廃的、果たして雲ヶ浦で過ごす日々は現実なのか、夢の中なのか?優しくて丸みのある独特の作風、読者も知らないうちにまよわと不思議なまちを探訪することとなるでしょう。くすんだ雰囲気、ゆっくり流れる時間、ドッペルゲンガーの双子、まよわのアヤシイ記憶。ふわふわした読み味が心地いいです。それでも全体的にクセがあって、好みが分かれる作品だと思います。たしかに銀河鉄道の夜みたいな夢か現かわからなくなる瞬間があって、そういった雰囲気がお好きであればおすすめです。
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