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釜田六つ花えいこ
3.43
1298
発刊:2020.12.28 〜
既刊3巻
「惚れ薬を作って欲しい」秘かに片想いをしていた騎士にそう告げられ、“湖の善き魔女”は失恋した。それならせめて、薬が完成するまでの間だけでも一緒にいたい――。完成を引き延ばすため、魔女は数々の注文を付け始める。そんな彼女の想いに気付かず、なぜか騎士は食べ物を持って毎日やってくるようになり……。「小説家になろう」発! 引きこもり魔女×真面目で上から目線な騎士の、失恋から始まる恋のお話。電子限定特典として、描き下ろしイラストを特別収録★※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
28件の評価
ささにしき
4.0
可愛らしい絵柄でキャラクターが魅力的に描写されています。恋愛の障害となる部分にも説得力があり、少しずつ距離が縮まっていく関係をじっくり楽しめる作品。
そら
このレビューにはネタバレを含みます。
世間から忌み嫌われる存在の湖の善き魔女ロゼは、4年前に恋をした王宮騎士ハリージュに惚れ薬の依頼をされる。手間も時間もかかる惚れ薬を作っているうちに徐々に2人の距離が近づくが、特殊な身分のせいで壁もあって…というお話。最高です。1話の冒頭からドンピシャで好きな設定、構成…!切ない。両片思いって基本外れないよね。男主人公もどタイプです。自覚ないけどヒロインに執着してしまう感じがとても好みでした。ヒロインも可愛い…もともとドライではあるけどピュアで素直な子なのに、魔女だからポーカーフェイスが癖になってしまっていて、そのせいで誤解されることもすれ違うこともあり…そんなところがもどかしくもあり可愛かった。原作小説を読破したけど、コミカライズだと全然印象が違うので、続きも絶対読みたい〜!
れとれとさん
4.5
秘かに片想いをしていた騎士に「惚れ薬をつくってほしい」とオーダーを受け、“湖の善き魔女”は失恋した…はずだったが、次第に2人は関係を縮めていき…?引きこもり魔女×真面目で上から目線な騎士の、失恋から始まるラブストーリー。惚れ薬・魔女・騎士…、わたしたちの現実ではなかなか想像もできない世界のお話ですが、魔女のロゼが恋焦がれている様子はめちゃくちゃ共感が高い!とにかく心理描写は丁寧で、ひとつひとつのモノローグや彼女の言動まで、「恋をするとこうなっちゃうよな~、わかるわかる」と納得しながら読めてしまいます。それに伴う演出力も素晴らしい!魔女の家でふたりで過ごすときの空気感や、ロゼが強盗に襲われそうになったシーンでの緊迫感、それを救うハリージュの登場シーン。まるで、その場にいるかのような臨場感が味わえます。シーンのメリハリとほどよいドキドキ感がたまらない作品です!
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