連ちゃんパパ

ありま猛

3.39

1011

発刊:2020.09.12 〜

既刊4巻

『連ちゃんパパ(1)』巻の書影
『連ちゃんパパ(2)』巻の書影
『連ちゃんパパ(3)』巻の書影
『連ちゃんパパ(4)』巻の書影
吉野家ねぎ玉牛丼特盛さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.39

30件の評価

4.5

4巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

ネットで(一部で)話題の有名作品。
評価はググッた方が早い気がしないでもないです。
元々は『パチプロ7』というパチンコ雑誌に掲載されていた連載漫画で、単行本として刊行はされず、現在、電子書籍として配信されているのを無料で読むことができます。
パチンコ雑誌の連載漫画ですが、パチンコのテクニックや作者のドキュメンタリーを描いたものではなく、どちらかというとパチンコの恐ろしさが伝わるような内容になっています。

主人公は真面目な高校教師でしたが、彼「日之本進」の知らないところで妻の「雅子」は、パチンコに嵌って闇金から800万の借金を作ってしまい逃走してしまう。
進は、残された息子の「浩司」と共に雅子を探し、ようやく見つけるも雅子は間男と共に再び逃走。
職を失った進は、食うに困ってパチンコを始めます。
以降はもう、目も当てられない堕落っぷりで、パチンコのために家を失って借金取りの家に転がり込むわ、詐欺や卑劣な手段で人を騙して大金を奪うわ、その金もパチンコにつぎ込むわ、息子は虐められるわ、息子を心配した女教師をレイプするわやりたい放題です。
逃げた妻も出てくるのですが、男を作って子供も作るわ、でもパチンコはやめられないわ、パチンコがどうとかじゃなくて、こいつら人間として腐りきってます。
何度も改心しようとするのですが、その度に (読者が) 裏切られ、今度こそまともになるのか?と思ったらパチンコの誘惑に負けるの繰り返しです。
ラストはもはやホラーでした。
いやスロットなら私も普通に打ちますが、パチスロする人がみんなこんなになっちゃうわけではないので、そこだけは誤解ないようにしていただきたいです。
というかパチンコ雑誌でなぜこんな啓発的な漫画が連載されていたのか。

非常にテンポがよく、やっていることはエグいですが、絵もシンプルで読みやすいです。
先が気になってしまい、広告を踏みまくってあっという間に読んでしまいました。
パチンコを題材にしていますが、これを読んでパチンコやってみよう!とはならないので、そういう意味では安心して読めると思います。

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