誰かのことを好きなだけ

なんとも色んなとこに共感できる漫画だった。
菅井さんの他者と比べないと幸せかどうか確認できない気持ちすごく分かる…自分が幸せかどうかってのを、自分が持ってるものを持ってない人を見て再確認できてる。うーん、もっと気楽に考えたい。

恋愛沼にはまる主人公とか女子に勝手に理想像描いてる元カレとかにドン引きだったけど、実際こういう人たくさんいるんだろうな。
最後は良い感じで終わってたけど、私は菅井さんに近い人間なので、本当にこんな曖昧なままでいいの？女性にはタイムリミットがあるんだよ！？2人とも好き合ってそうだし、結婚しろよ！と思ってしまう。なんとも。
髭なしの榛名さんかっこよすぎな。

どこか自分が空っぽなのではないかと生きるOLの唯衣子が美容師である榛名に声をかけられて始まる大人の恋愛を描いている。

榛名さんの誰も特別視しないような恋愛の仕方や大人の余裕が、女性を不安にさせるんだろうな…。そして、その深みにハマって女性がメンヘラ化していく、そんな様を丁寧に描いていると思う。

何か足りないような心地で生きていた唯衣子が榛名と恋愛することで、沸騰するような熱い思いに気づけたのが素敵なので、傷ついてほしくないと思うばかり。

最後がなぁ…恋愛からストーカーっぽくなってホラー？サスペンス？な展開でブレてきた？でもちょっと気になるから最後まで読んだけど拍子抜け⁉︎
うーん、こーゆー終わり方嫌いじゃないけど中途半端な感じがするな…何がいいたいか…共感も驚きも何もなかった。