鬼獄の夜

加藤キャシー

3.07

934

発刊:2020.04.17 〜

完結・全14巻

うにたべたいさん、他1人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

極限状態でのエロティックホラー! その閉ざされた村には、人を喰い、女を死ぬまで犯す鬼がいた…! 楽しかったはずの幼馴染たちの小旅行は呪われた廃村に迷い込んだことによって地獄絵図と化す。

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5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.07

20件の評価

3.7

14巻まで読みました

幼馴染の仲の良い4人組が山中でのバーベキュー帰り、突如、目だらけの不気味な妖怪が車のフロントガラスに張り付き、車は崖下へ転落してしまう。
廃村に迷い込んでしまった4人だが、そこは古くから人を食い、女は死ぬまで犯す鬼が出るという伝承のある土地だった。
伝承通りの顔なしの鬼が現れ、4人の内、一人が無惨に殺され、一人は犯された上、食われてしまう。
生き残った2人は、鬼から逃れるが、二人の目の前に鬼を崇拝する悪魔のような男・柴太一が現れる。

山奥の廃村を舞台にしたサバイバルホラーという感じでストーリーが始まります。
割りと序盤で鬼を祀り生贄を捧げる柴との戦いにシフトし、主人公も立花牡丹から、最初に殺された赤坂春馬の姉・赤坂美空へバトンタッチします。
"女を死ぬまで犯す鬼"という煽りがありますが、そういう描写は非常に少ないです。
ただ、セックスシーンは妙に多く、それも女性視点がほとんどなので、作品の雰囲気としては女性向けの成人向けマンガという印象がありました。
クールな男性が迫られて赤くなるシーンが印象的に多いですね。

"顔なし鬼"を筆頭として人外の怪物が登場しますが、この手のストーリーのお約束の通り、メインの敵は人間だったりします。
過去編や、鬼誕生の秘話にあたる部分も長く、一口でサバイバルホラーと言えない内容ですね。
人知の及ばない凶暴な怪物が、見境なく人を殺して食い、女は内臓ごと犯してバラバラにするようなグロい展開を期待すると肩透かしを食うと思います。
意外に設定やストーリーが作り込まれていて、思っていた方向と違いましたが、これはこれで楽しめました。
結局、わけのわからないまま死んだキャラは救われない感じがしますが、最後まで読んでみて悪くはない作品だと思います。

ストーリー描写が丁寧なのと、なんだかんだで鬼が脅威な点、それとエロシーンがちょくちょく挟まることもあって、テンポよく読めます。
あと、柴が脇を舐め、道具を使う変態で、柴を含めた3人の男に迫られる美空がブチギレツッコミを入れるのも読んでて楽しかった。
思っていたようなものとは違いましたが、想定外におもしろかったです。

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