コーポ・ア・コーポ

アングラ風味なアパート住人たちの日常漫画
はらださんの作品好きな人が好きそう

積読中
面白い予感。4話まで。

ド底辺に身を置いてその日を生きる人々を描いた群像劇。
ジメジメとした閉塞感と解像度の高さが息苦しい。
基本は写実的に描写される画面だが、時折コミカルな表現が混じっていて楽しい。
コマを突き破る表現とか、久しぶりに見た。

静かに伝説が始まった。
電気サーカスを彷彿とさせる、どこか文学的で日本的で惰性たっぷりに小さく纏まった情緒の世界。
何にも起こっていない感じもするけど、確かに動いている日常。
さぁこれを名作ととるかは大分賛否の分かれるところ。
自分にはたまらない。

決して善良とはいえないけど、だからこそ魅力がある。そんなどうしようもない人たちが住む木造アパート。
人間って汚さもある。だから気になる。そんな話。