旅する海とアトリエ（1）

読んだら出かけたくなる。紛うことなく素敵なお話。
シリアスな中に笑いがぶっ込んであったりとして好きですが個人的に好きな場面はドゥブロヴニク空港でナタリアと出くわす場面と、ザダルですごいいいこと言ってるのに海が描いている絵にはモザイクがかかっているところです、中でも特にドゥブロヴニク空港が好き。そしてナタリアがほんとすき。
アンナさんも言っていたけど、やっぱり出かける前にその土地のことを調べるのは大事ですね。

読後、久々に海外旅行に行きたい気持ちが高まりました。

まず、絵に関しては、背景をじっくりと眺めてしまうくらい描き込みがすごく、今まで知らなかった観光地や建築物、芸術品に興味をもたせてくれます。また、出てくる食べ物すべてがとにかく美味しそう！もしヨーロッパ旅行に行くことがあれば、旅の参考になりそうです。

内容に関しては、１カ国ごとに２人と一緒に旅をするキャラが変わり、それぞれのキャラや出会いと別れなどを楽しむことができます。さらに、そのキャラとの交流を通じて、海とりえの繋がりが強くなっていくようで、そこが特に好きなポイントです。