ギャルと恐竜

森もり子トミムラコタ

3.74

4348

発刊:2019.04.05 〜

既刊7巻

『ギャルと恐竜(1)』巻の書影
『ギャルと恐竜(2)』巻の書影
『ギャルと恐竜(3)』巻の書影
『ギャルと恐竜(4)』巻の書影
『ギャルと恐竜(5)』巻の書影
『ギャルと恐竜(6)』巻の書影
『ギャルと恐竜(7)』巻の書影
うちゅんちゅさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.74

93件の評価

4.1

7巻まで読みました

タイトルの通り、ギャルと恐竜が登場する日常系マンガ。
酔った勢いで部屋に上げてしまったギャル「楓」と、上がってしまった「恐竜」が主人公です。
一話完結型のゆるいギャグマンガで、ギャルと恐竜がルームシェアで生活する様子が描かれています。

恐竜は一応首長竜っぽいフォルムですが、特に作中、恐竜がいる事自体に対するリアクションはないです。
「恐竜だけど何なの」くらいの感じで恐竜がいて、アパートの大家さん、元カレの「翔太」、バイト先の先輩、友人の「山田」ら、仲間たちと日々のんびり過ごしています。
恐竜は箸を使ってラーメンを食べ、大家さんの仕事を手伝ってお金を得て、電車やスクーターに乗るなど、社会性があり、言葉を話さない以外は人間と同じように生活しています。
そんな恐竜と、細かいことを気にせず生きる明るいギャルの365日が綴られます。

ストーリーはあってないようなもので、バイト先の先輩の就職や、アパートからの引っ越しなどのライフイベントがあるくらいです。
そもそも恐竜が現れてギャルとルームシェアする時点で普通に大騒ぎとなりますが、それらの非日常が日常として取り込まれていて、何が起きても「え、マジで!」ですませるあたりがギャルの強みかなと思いました。
ちなみに"ギャル"こと楓ちゃんは、ギャルっぽい格好をしていますが、ご近所付き合いもできる真面目で良い子です。
彼氏のオーディオカーでキャンプ上に赴き、インスタ用の写真だけ取って肉食わずに帰るようなナマイキギャルではないので、そういうギャル好き向けでは無いと思います。

ラストは少し切なさを感じました。
ただ、これまで過ごしてきた二人だからこそ、この終わり方なんだなと納得のいくラストだったと思います。
雰囲気が独特で、シュールさすら感じますが、読みやすくておもしろかったです。
文字も少なく、内容も詰まってないので、楽に読める作品だと思います。

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