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路那
3.20
1260
発刊:2019.04.20 〜
既刊7巻
神が地上に与えた恵みの種「精霊」。人々は彼らの恩恵を受け、彼らに感謝しながら生活をしていた。 しかし、精霊にも命があり、その灯火が尽きた時、彼らはその躯を黒くやつし、周囲に呪いを振りまきながら死に逝くのであった。 呪われた精霊に触れられるのは、精霊の葬儀を専門に行う「送儀師」のみ。旅の送儀師・少女アルピは、呪われた遺骸と対峙する…。 穢れながら、痛みながら、少女は刃を振るう。幻想葬礼紀行録。
4件の評価
せーふぁ
4.0
6巻既読。ペレナイとアルピの過去のお話。世界観ほんと好き。神様が動物の姿を象って地上に現れ、人間に様々な恩恵をもたらす。その世界では「精霊」と呼ばれています。しかし一方で、精霊は亡くなると亡骸から黒い染みのような「呪い」を撒き散らし、あたりを不毛の地へと変えてしまいます。そんな亡くなった精霊の魂を清め、「正しく天界に還し、土地やそこに住う人々を助ける」仕事をする人を葬儀師と呼びます。本作は、葬儀師の少女アルピと従士のペレナイの葬礼の紀行録。設定がとっても好きです。ファンタジー世界の構築もしっかりしていて、街や背景の描き込みも余念がない。あとなによりアルピのキャラデザが可愛らしいです。ちっこくて愛敬のある感じ。アルピは葬儀師としてはまだ成長の途中で、読み手もアルピと共に街々をめぐり、葬礼の旅へ。全体的に柔らかく幻想的な雰囲気。しかし暗い部分はしっかり暗く。良い作品です。
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