不可解なぼくのすべてを

5巻完結！駆け足感はあったけど良い作品でした！

男に生まれて女子の制服を着るものの、性自認が男女どちらでもないX(エックス)ジェンダーの主人公もぐも。
クラスメイトに男の娘カフェでアルバイトすることを勧められる事をきっかけに描かれる、LGBTQの物語です。

読んでて脳がピリピリ痺れました。誤解を招くかもしれないですが、頭ではわかるけど、そういう悩みを持った作中キャラたちの心情を飲み込んでいくのに時間がかかりました。
カミングアウトの辛さ、日々抱えていくことのしんどさ、社会からの偏見。そう言った諸々のリアルを漫画を通して感じることができます。

とても良い作品。こういったテーマは、漫画でこそ視覚的に一番咀嚼しやすくていいですね〜。
いわゆる萌え絵だからこそ、かえって心理描写がわかりやすいというか。
あと主人公含め皆キャラが立ってて良いです。絵柄も綺麗。特に2巻4巻の表紙泣き顔が刺さります！

兄が経営する男の娘喫茶でバイトする岩岡哲が、見た目は可愛い女の子だけど身体は男の子の同級生・もぐもをバイトに誘った事から始まるストーリー。

作画はとてもきれいで、パッと見では可愛らしいキャラクターが印象的に映るかもしれませんが、取り扱っているテーマはなかなかにディープでした。

セクシャルマイノリティーの方々が抱える悩み、簡単にひとくくりでは分けられるものでもなく、個人個人それぞれで認識や求める物も違うのですごく「考えさせられる作品」かなと思います。

予備知識が無くても読めますが、理解力も求められるかなとも思います。
果たしてどんな着地点を見つけていくのか気になる作品でした。

ジェンダーがテーマのお話。可愛いイラストでマイノリティの話題がしっかり入ってる。

LINEマンガで無料公開されてるのがきっかけで読みました。最初は、可愛い男の娘が出てくるから読むという軽い気持ちでしたが、話がとてもリアルでとても考えさせられる話だと感じました。
この漫画をきっかけに男の子同士や女の子同士の恋愛というジャンルの漫画を読み始めました。自分の知らない世界が知れた気がします。
癒しと現実のリアルさが描かれている良い作品だと思いました。

見えてなかったでは済まされない、非常に難しい題材を魅力的なキャラクターとイラストで読みやすく描いていて本当に感動しました。この作品に考えることの大切さ、重要さを再確認させられました。

可愛いタッチで、でも重くなりすぎないように、LGBTやxジェンダー、アライ達の悩みを描いている。
LGBTについて知らない人にも取っ付きやすい内容で、入門書になれるかも?
あと、もぐもがかわいい!

1～4まで全部読ませて頂きました。
私がめいちゃんみたいなMTFの人であるせいか毎回交感しならが、泣きながら読みました。
私を含めたセクシュアルマイノリティの人達を可視化を見事に遂行した素晴らしいLGBT+作品です。
何処にも存在しているセクシュアルマイノリティの人たちの物語、あなたも良かったら読んで、どんな人たちなのか分かってください。
あなたとあんまり変わりありません。