高校進学を機に育ての親の元を離れ、生家に戻った『浅岡幹』。
多才で社交的な双子の弟・樹と常に比較され、根深い劣等感を抱えていたが、七つ年上の喬木一矢との出会いと恋とが、幹の世界を一変させた。
喬木の愛情と優しさは幹の頑なな心を溶かし、やがて幹は盲目なまでに喬木への信頼を深めていく。
幹にとってそれは、生まれて初めての、一生に一度の恋だった。
だが喬木の思惑は幹ではなく、かつて彼を手酷く振った少年、樹の上にり同じ姿の幹を手に入れた今、喬木はまた樹にも急接近してゆき――?
ゲス男×健気男子の歳の差ラブストーリー