狂信?狂神?カルトが死を産む呪われた村で、彼女を殺したのは「なに」!?
1976年7月、街から遠く離れた山奥の村・十恩村。
村人全員が知り合いのような小さな村には、男女交際を奨励する風習があった。
「付き合っても、キスもOK。ただ、Hだけは結婚してからじゃないとね。」
そんな縁に強く結ばれた村で見つかった、一人の少女の死体。
「ひとつになろう」──その言葉の意味を、僕らはあの夏に知った。
村を支配するのはカルト。
死を呼ぶ「どんどろさん」。
そして、誰が彼女を殺したのか。
累積していく死からは、もう、誰も逃れられない。