高田靖彦

東京地検での研修を終え、一人前の検察官として横浜地検に配属になった潮。だが、着任早々、上司の村石検事から目をつけられてしまう。新たにコンビを組む検察事務次官・嶋田は潮を心配して忠告するが、潮は自分のやり方をどこまでもつらぬく。だが、それが思わぬ事態を引き起こして……!?

ざこ検（潮）

東京地検での研修を終え、一人前の検察官として横浜地検に配属になった潮。だが着任早々、上司の村石検事から目をつけられてしまう。新たにコンビを組む検察事務次官・嶋田は潮を心配して忠告するが、潮は自分のやり方をどこまでもつらぬく。だが、それが思わぬ事態を引き起こして……！？

信濃川の川沿いの遊歩道で、暴行事件が発生。事件を担当する潮は、被疑者が何か隠しているような雰囲気を感じ取る。だが、立会いを務める堀部は、ひとつの事件にのめり込んでしまう潮に密かに嫌悪感を抱く。そしてその夜、堀部と潮は偶然、被疑者の知り合いの男性とビデオ店で出会い…！？

リンチ事件で息子を殺された母親が起こした放火殺人事件は、報復目的ではなく、母親が自分自身の苦しみから逃れるための殺人だった。さらに、被害者の父親の自殺という衝撃的な事実を目の当たりにした潮は、様々な面で未熟だった自分を痛感する…

巨額詐欺事件の捜査で、高校時代の友人・神林の自宅を訪ねた潮。だが、神林は不在で、彼の内縁の妻に会う。そこで潮は、神林が検察に呼ばれたことを妻に隠していたことを知る。その後、神林に会うが「おまえは自分の気持ちをすっきりさせたいだけだ」と言われてしまい…！？

酒に酔った勢いで婚約者を殴り、大けがを負わせた沼田。犯行動機が昔の女とよりを戻すためだったと聞いた潮は、示談の方向で進んでいた事件を起訴すべく、沼田の弁護人・花原のもとを訪れるが…！？