紅霞後宮物語 ~小玉伝~

壮大な権力争いでした。
策略に次ぐ策略。
でも小玉の人柄と求心力で命からがら修羅場を
潜り抜けるのが爽快です。
壮大な策略や戦闘ゆえに、色んな傷が残るけど、
結果的に感動ハッピーエンドでした。

なかなかサバサバした感じで進む。後宮の話で好きな系統ではあるものの、話しのターニングポイントでコマ割りに気を遣ってくれたらもっと気持ちが盛り上がるのになと思うことしばしば。

めっちゃ面白い！こんなヒロインを待っていた！って感じ。少女漫画にありがちな媚びたところが一切無い、痛快なくらいに男っぷりのよい主人公にハマりまくり。フフフッと笑ってしまうエピソードもそこここに盛り込んであり、一気に読んでしまいました。次の巻が待ち遠しい。

…と思い、小説の方に手を出したら、マンガで描き切れていないあれやこれやを知り、ああ、あの展開の裏事情はそう言うことだったのか、とようやく合点が行くところが多く、小説版の方が面白くなりました。