彼岸島 最後の47日間

松本光司

3.42

6412

発刊:2011.04.06 〜

完結・全16巻

『彼岸島 最後の47日間(1)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(2)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(3)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(4)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(5)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(6)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(7)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(8)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(9)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(10)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(11)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(12)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(13)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(14)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(15)』巻の書影
『彼岸島 最後の47日間(16)』巻の書影
トムソンタキマさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.42

166件の評価

4.2

16巻まで読みました

彼岸島の続編。
前作ラストですんでのところで雅に逃げられるが、47日後に吸血鬼のウイルスを保持した蚊を日本全土にばらまくという計画を知った明は、その計画を阻止するため最後の戦いに身を投じる。
タイトルだけ変えて話数のナンバリングをリセットしており、登場キャラはそのまま持ち越しになります。
一応、彼岸島の新たな漂流者として3名の新キャラが登場しますが、そのうちの一人「石田 亮介」を残し、それ以外の2人は序盤でリタイアすることになります。

ストーリー展開は前作の後半と変わり無しで、吸血鬼との戦いを繰り返し、その中で醜悪な姿の様々な邪鬼と戦います。
前作同様、邪鬼のデザインはキャッチーで、敵味方構わず、惨たらしく殺されていきます。
相変わらずスナック菓子のように人がボリボリ食われていくので、耐性のない方は注意が必要です。
とはいえ、本作は前作の続編で、前提として前作を読んでいる必要があるので、前作を読んでいるのであれば問題ないですね。
ちなみに前作から登場するキャラでもどんどん殺していくので驚きました。
レギュラーキャラで、死にそうに無いようなキャラでも本作で死にます。
特に半裸のあのキャラが食い殺されたのは個人的にはショックでした。

前作同様、ご都合主義とトンデモ展開が心地よく、「いやそうはならないだろう」というミラクルプレーのオンパレードです。
明の無敵っぷりには拍車がかかっていて、巨大な邪鬼にボコボコになってもちょっと骨が折れたり、血だらけになるだけで、次のシーンでは元気に別の邪鬼と戦っている (そしてボコボコにされる) という、仲間は生き残らないかもしれないですが明は死ぬことはないんだろうなと、そういう意味で安心して読める作品だと思いました、
描かれるのはほぼ戦闘シーンで、難しい状況説明はほとんどないので、非常に読みやすいです。
何も考えずに読めます。逆に考えながら読むと頭がおかしくなると思います。
巨大で気持ち悪い敵に、等身大ヒーローの一般男性が立ち向かう、バトルアクションマンガだと思いました。

ラストはもちろんバッドエンドです。
最後数話であっさりバッドエンドになって、更に続編の"彼岸島 48日後…"に続きます。
"48日後…"は2020年12月現在連載中ですが、"48日後…"で完結するのだろうか。

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