冷たい雪降る聖夜、幼い少女の姿をした悪魔は人里へと下り、窓の外から温かそうな人々の生活を見ていた。そんな悪魔に唯一声をかけたのは、渋くてカッコいい人間の退魔師。悪魔と退魔師の関係にもかかわらず温かく接する退魔師に、その日悪魔は恋をした――。Twitterやpixiv上で公開され、かわいさに悶える人続出!悪魔(幼女)×退魔師(おっさん)のかわいくてもどかしくて近すぎる関係を描く話題作がついに書籍化!!第1巻では、商業誌未掲載のおまけ漫画20Pに加え、ここでしか読めない完全描き下ろし新作エピソードを20P収録!
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発刊: 2018.11.22 ~
既刊2巻
新刊通知
a小学3年生の菊池宝は将棋と出会い、いつしか夢中に!はじめて足を踏み入れた町の将棋道場、子ども将棋大会、プロ棋士による指導対局、憧れの将棋会館、将棋を通じて知り合った仲間たち。将棋が好きなすべての子どもたちが歩む道のりを辿った1巻。
2013年に発売された8巻を最後に、完全に途絶えていた『ひらけ駒!』が、場所を変えてリスタート。もう続きは読むことができないのだろうと諦めていたので、本当に心躍った。 作中では『ひらけ駒!』では描かれることのなかった、奨励会やそれ以降のエピソードも描かれており、一応の結末は見届けることができる内容となっている。とはいえ本来、少し寄り道しつつ(この寄り道が物語に深みと面白さを与えるアクセントになっていて良かったのだ)、ゆっくりゆっくりと描こうとしていたストーリーが、ギュッと重要なイベントだけ詰め込まれたダイジェスト的内容で、消化不良気味。 なんだ、こんなもんなのか……と、少し不満に思いつつ目を通したあとがきには、中断に追い込まれた理由と、再開に際しての想いなどが書かれている。体調不良からお金が無くなり……というところは、淡々と触れられていながらも、壮絶な日々であったことは想像に難くなく、「こんな状況からよくここまで描いてくれた」と、この作品に対する印象はガラリと一変する。結末を見届けることのできない作品も多い中、こうして形を変えても、主人公たちの”その後”が読めるというのは、とても幸せなことなのだな、と改めて気づかされる。南先生、ありがとうございます。
by いづき (280)「運べねェのは地球だけだ」。豪語するのはALICE(国際貨物輸送航空)12号機のパイロットモーガン機長。彼を支える副機長ロクスケとディンキー。彼らは、世界中の空港管制の指示を無視してでも、飛びたい時に飛び、降りたい時に降りる。「不良747(ジャンボ)」と呼ばれようと、誉め言葉にしか聞こえない。マニュアルではなく、生きる術を知る男たちだからこそ運べる、品物とそこに込められた想い。ALICE12は、今日も蒼穹を翔ける!
「ごめんね寂しか思いさせて……大丈夫そうそう長くは待たせんけん……」遠く響く三味線に異国の言葉が混じり合う長崎丸山。絶世の花魁と重い病を抱えた一人の男の過去が、やがて密やかな“愛と死”の物語を紡ぎ始める……“世界”がいち早く評価した孤高の俊才・高浜寛が、長崎丸山に生きる遊女の「切なすぎる純愛」を洗練を極めた筆致で描く。国内の漫画家、海外のバンド・デシネ作家、映像作家など、ジャンルや国籍を問わず多くのアーティストたちから熱い注目を集める傑作!!<世界の巨匠たちが絶賛!!>今、最も読まれるべき漫画がここにある。知っているようで知らない時代、美しき遊女のお話。なんとも気負いのない絵と語りのうまさが際立つ――心が揺れる。高浜寛の物語表現は描く度に高まってゆく。(谷口ジロー/フランス芸術文化勲章受章作家)本作『蝶のみちゆき』の少なからぬ魅力はヒロイン・几帳が湛える穏やかな悲しみにあり、読む者を幕末・明治の遊女の世界へと導く官能と情緒にある。私たちは初期作品からずっと高浜寛の繊細な仕事に注目してきたが、彼女はこの作品により世界的コミック作家の最高峰へ至る新境地を切り拓いたようだ。(ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン/アングレーム国際漫画祭大賞・文化庁メディア芸術祭大賞『闇の国々』著者)
気鋭が贈る、海と坂と路地の街“緒道”を舞台に綴られる青春迷走リリカルファンタジードラマ!
元気いっぱいの島育ち少女、空木雫は高校進学を機に島を離れ、本土での生活を始める。送り出してくれた母からの条件はただひとつ、「三年間、青春してきなさい」という言葉。真新しい生活の中で、ラクロスに懸ける少女達の青春の日々が今、幕を開ける。期待の新鋭が描く、コミック業界初の本格ラクロスコミック・スポーツ青春グラフィティ!!
運命金貨……。それは人間と人間でないものを繋ぐ金色の扉。手に入れたならば、世界中に潜む悪魔と精霊達が現れ、彼らの交易世界に永遠に組み込まれるだろう。今夜も誰かが、バベルハイムの扉を叩く──…。
森で不審な死を遂げた女。その傍らに生れた悲運の子、凱は、刀匠・亜門にひろわれる。十数年後、亜門の弟子となった凱は、作刀中の事故で右腕を失ってしまう。亜門は、魔刀“死龍”をつぶし、凱の義手として作り替えるが……? おびただしい戦いが渦巻く残酷な運命を引き受けた少年の、ゆく先に在るのは、“闇”か、それとも―――――世界を鮮やかに斬り裂く、新次元コミックノワール、第1巻。