3.34
3
発刊: 1990.11.01 ~
通常版・他1作品
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a3.07
3
発刊: ~
完結・全4巻
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a西暦2109年──。人類の手によって地球上の生態系は次々に破壊され、もはや、この星には「自然」と呼べるものは何一つ残されていなかった。そこで多くの人々は地球外周期道上に生活の場を求め、巨大スペースコロニーに移り住むのだった…。しかし、そのような状況の中でも、超巨大企業ベイザーオレンジの計画する「地球リゾート化」は一段と進められ、地球上でも定められた場所以外に人間が居住することは許されなかったのである。この物語はそんなスペースコロニーの一つ、スラム化が進んだ人工星(スリックスター)マイダスで起こる様々な事件と、そこに住む賞金稼ぎ・錬児クゥォーターマンとその仲間達の活躍を描いたものである。
2026年、ナイキ・アッツフェルドは驚異的な記憶力で過去を蘇らせ、自分が生まれた1993年、戦火のサラエヴォでの出来事を思い出す。生後数ヶ月で出会った同じ境遇のふたりの孤児、アミールとレイラのこと、生涯ふたりを守りぬくと誓ったこと。さまざまな宗教が覇権を争う時代、ナイキは離れ離れになったふたりを探しに行く。レイラは今や有能な宇宙物理学者で、人類の未来に大きな影響をもたらす可能性のプロジェクトに関わっている。一方アミールはかつてサッカーのゴールキーパーとして鳴らしていたが、今では科学、文明、思想の三つを抗争の柱に掲げる国際テロ組織の手先となっている。3人は意図せずして地球規模の闘争に巻き込まれるが、この闘争を陰で操っているのが「モンスター」という謎の人物だった。エンキ・ビラルは世界的に有名なバンド・デシネ作家、及び映画監督。「モンスター」は彼の代表作と言える傑作。第一部は1997年に発表され、10年余りの歳月をかけ、2006年にようやく完結。9.11の同時多発テロ事件、急進的な宗教団体の台頭、異常気象などを暗示するようなシーンに驚くとともに、独特の幻想世界に堪能するばかり。エンキ・ビラルは鮮やかに既存のマンガとSFのコードに挑戦し、新たな可能性を示す。第4部「4人?」。
1985年に発売された、岡崎京子の処女短編集の新装版。表紙に描かれた女性の、さめた瞳の印象そのものといった雰囲気の、はかなくもみずみずしい作品群が並ぶ。 <p> 本書は、94年発売の単行本『リバーズ・エッジ』以降の作品群などと比べると、まだ完成度が低く粗さやつたなさが目立つものの、90年代以降あまり前面に押し出されなくなる、叙情性や透明性が印象的である。また、『リバーズ・エッジ』以降の作品に至るまで一貫して特徴的な、岡崎京子らしいクールな感性が、すでに「彗星物語」の、時間が止まったかのような砂浜にたたずむ2人の会話のモノローグや、「CURRY RICE」の、大好きなカレーライスと、彼氏との初体験との鮮やかな対比などに見いだされる。 <p> また、一見相反する要素が実は表裏一体であり、そのためにさまざまな「むずかしい問題」が発生する、という岡崎作品の重要な主題も、恋愛感情の残酷さをさらりと描く「あねいもと」などで、すでに描かれはじめている。大島弓子や奥平イラなど先人の影響が未吸収のまま表に出たような側面もある一方、パンク・ニューウエーブ期の音楽の自由奔放さにも似た、岡崎京子のなんでもありの独自性もはっきりと顔をのぞかせている。どんなことも起こりうる世界のなかで生活を送る若者たちに、「いま起こっていること」を描き続ける岡崎京子の出発点として、読み逃せない初々しい1冊。(横山雅啓)
3.17
3
発刊: 2006.04.01 ~
既刊1巻
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a競馬、酒、クスリ… 刹那的な生活を送るケイジ。その周りには、やはり刹那的な快楽を求める女たちが現れ、そして去っていく。もしもこのまま世界の終わりがやってきたら…。
ふつうの幸せを愛する女の夢をブッ壊す史上最凶のヒモ男現る!!イラストレーター・真子の部屋に巣くうのはナゾの無職・歌ちゃんこと歌田一郎(27歳)。浮浪者のおっさんたちと勝手に真子の部屋で集会を開いたり、自作のロボットで壁を破壊したりと、まさにやりたい放題。楯突く真子を文字どおり「カラダで」黙らせる傍若無人ぶり!しかし歌ちゃんのナゾの人脈が、奇跡的に役に立つこともあって…!?日本一のヒモ男・歌ちゃんと真子の破天荒同棲ライフ!「OUT」。恋人はライバル道場の跡取り息子。剣道ガール里子のプロポーズは、やはり剣でキメる!剣道版「ロミオとジュリエット」(!?)の読切コメディ「勝負しようぜ!」。大ヒットを連発する著者の幻の作品2編を収録!
3.03
3
発刊: ~
既刊1巻
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a3.14
3
発刊: 1988.08.01 ~
既刊2巻
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