みちょぱ さんのレビュー

もう一回部活やりたいと思わされる漫画。

爽やかで、熱くて、熱くて、気持ちのいいストーリー。悪い人が一人も出てこない漫画。
主人公日向だけでなく、本当に登場人物全てを応援してしまう。

前作から思っていたけど、この人は抜群に絵が上手い。鳥肌が立つシーンが何個かある。

鬼滅の刃もそうだけど最近は女性がすごい漫画を描くなあと思う。(高橋瑠美子は神だからここでは関係ない。)

ただ、女性に媚びてんなあと思っちゃうところは多い。

自分の中で中堅漫画のNo.2(1位はこち亀。中堅って言っていいのか微妙だけど。)

基本的には1話完結の学園コメディ。
ギャグ回のセンスが抜群だと思う。当時は毎週ジャンプ読みながら転げ回ってた。
ただ、よく言われるシリアス回の異常な暗さは自分も同感。
話はむちゃくちゃ作り込まれてると思うんだけどね。

とにかくこの作者は、他の作品にも言えることだけど、漫画を描くのが上手い。
丁寧に話が作られていると感じる。社会人の期間を経てから漫画を描いているからだろうか。

絵も丁寧で綺麗。

バカみたいに絵が上手い。

残念ながら練られたストーリーというわけでないと思うが、ずーっとワクワクさせられる。中だるみが無い。
まさに週間少年ジャンプという漫画。
パワーバランスのインフレに次ぐインフレ。これは悪いことのように捉えてしまうかもしれないが、よく言えば派手で見応えがあるということだと思う。
インフレ漫画大好き。(トリコとかね)

作者鳥山明さんの終わりたいけど編集部に終わらせてもらえない感が節々に感じられるのだけイヤ。

現在自分の中で間違いなくトップの漫画。(ワンピースが完結したらどうなるかわからないのでスコアは4.9)

漫画雑誌イチの激戦区、週刊少年ジャンプで唯一、最終回を表紙&巻頭カラーで迎えた漫画。
ドラゴンボールも、幽遊白書も、今破竹の勢いの鬼滅の刃も成し遂げていない偉業。

とにかく熱い試合展開が繰り広げられる。どの試合も、前回描かれた試合よりも面白くなっていく。

さらに、漫画なので重要なのは絵なのだが、凄まじい画力。
最終巻である31巻は是非とも読んでほしい。
試合シーン、セリフなしのラストは息を呑んだ。

あとこれを見て中高バスケをしました。

ついに完結。
劇的な物語の展開、数多の秀逸な伏線回収、魅力的なキャラ、シリアスな物語の中に時たま現れるハイセンスギャグ(効果音)… 面白い点を挙げればキリがない。

是非とも読んで欲しい作品。

個人的にはネタバレを悪いモノだと思っておらず、ネタバレによって物語が面白くなくなるとはあまり思わないが、この作品は前情報を一切抜きに読んで欲しい。

囲碁がまっっっったくわからない人にも読んで欲しい超超名作。
囲碁以外の競技・スポーツをまったく同じキャラや展開で描いても面白いと断言できる。それくらいキャラが立ってて、上手い展開が描かれてた。
少年ジャンプらしい熱い展開もたくさん。

よく議論される終わり方については、自分としてはだいぶ綺麗なモノだったと思う。
ただ、後半の北斗杯編よりも前半の佐為編の方が面白かったとは思う。