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全5件
zeru17
4.8
バードウオッチングをテーマにした作品は数少ないので新鮮味がありました。特に4コマを使った表現方法が優れていて、読者4コマを読んでいく中での下から斜め上への視点移動するのを利用して、鳥を探しているような印象を与えてくれるので思わず上手い、と思わせてくれます。鳥の描写も緻密で作者の先生の画力の高さも伺えます。もちろん登場する女の子たちも可愛くて、鳥にかけたダジャレまじりの会話なんかも楽しいです。バードウォッチングの初心者でも楽しめますし、むしろここから詳しくなっていける効果もあるかなと思います。
しあわせ鳥見んぐ
レビュー(35)件
既刊3巻
5.0
声がだせないためスケッチブックを介して意思疎通を図る少女・真白音と心を読む力を持った少女・心崎菊乃の二人が出会う事から始まる物語。ややナガティブ思考で自分を責めがちな真白の心の声を聴こえてしまう心崎さん、あまりにピュアな真白の心の声にその意を汲んだ行動を取ってあげるため、真白からはとても優しい人だと思われてしまう流れが良いですね。真白からの深い感謝の気持ちやお礼をしたいと願う気持ちも心崎さんには全部筒抜けなので、人知れず照れてしまうといった二人のやり取りが優しくて温かいです。行動をともにする機会も増え、二人の親しさが増す一方で、心崎さんとしては心の声が聴こえる事を黙っていてもいいのかといった相手の事を想うが故の悩みも出てくるのも見所になるかなと思います。二人の関係性、そして一緒に過ごす中での変化と成長が感じられる優しさあふれる物語が凄く心地良く映ります。
声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている
レビュー(67)件
完結・全13巻
4.5
恋愛すらも無駄と考える「省エネ男」の高校一年生の久留目タロウは、ある日体育の授業中にボールを額に受けた事がきっかけで初恋相手のイメージが具現化した「初恋ゾンビ」が見えるようになる。タロウの初恋相手のイブは「省エネ男」の心も揺れ動かすほどの美少女であったが、その日偶然にもクラスに転校してきた男子生徒「指宿凜々澄」こそタロウが幼少期初恋をした相手であった。初恋相手が男子だった事実にショックを受けつつも、この「初恋ゾンビ」は初恋を成就させる事で消滅する事に気づくタロウ。イブを消滅させるために指宿君に一瞬だけでも付き合ってもらおうと告白するが、思いもよらない事になっていく。そして指宿君にもまた大きな秘密があり、物語はここから大きく展開してく事になる。1巻は大体このような展開ですが、1巻のラストには大きなサプライズが待っているので興味を持った方はぜひ1巻が終わるまでは読んでもらいたいです。複雑な物語の展開を予感させてくれるいい締めになっていると思います。
初恋ゾンビ
レビュー(134)件
完結・全17巻
4.7
基本は4コマ形式でところどころにオチをつけつつも、それでいてちゃんとストーリーにもつながりがあって楽しめるところが面白いなと思いました。この4コマのスタイルがいいのか、リズム良く読め進められるのであっという間に読み終えてしまった感じもします。全体的にゆるふわなタッチで描かれる花名たちのキャラクターも良し、表情豊かでとても可愛らしいのでどのキャラも魅力的だなと思いました。個人的には栄依子と榎並先生のやや大人な感じの百合が好きです。どちらかといえば普段はみんなをいじってる立ち位置の栄依子なんですが、榎並先生を相手にする時ばかりは振り回されてしまっているところがいいですね。かといってやられっぱなしでも終わらない栄依子がまた良し!ゆるふわな作品の中にあってここだけは異色な感じがして気に入ってます。
スロウスタート
レビュー(37)件
既刊12巻
人間よりも人間らしいアンドロイドのひなげしさんが楓君の事で一喜一憂する様子が可愛らしいです。でもストーリーが進むにつれて許されない恋に悩む場面が出てきて胸が詰まる思いでした。1巻の表紙に出てくるひなげしさんの涙の意味はこういう事だったのかと納得してしまいました。そうした心の揺れ動きを読者に感じさせてくれるだけの作画力の高さもこの作品の魅力の一つかなと思います。この恋の行方がどうなるのかとっても気になるので、これから心して見届けたいと思いました。
甘えたい日はそばにいて。
レビュー(28)件
完結・全3巻
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