いしころぼうし さんのレビュー

数話でギブアップ。無理。
M向けの作品はこれまでも読んだことがあるが、これはちょっときつすぎる。

主人公は「男」のサンプルとして、サキュバスしかいないクラスに送られ、そこでキャラ達と交流する、という設定。
サキュバスたちは主人公をドMと蔑みながら性的なイジメを行う。
ドMな紳士諸君にはご褒美なのかもしれない。

個人的に思うこの作品の問題は、主語がデカいこと。
主人公は「男」を知らないサキュバス達のサンプルなので、主人公を通じて得た経験は、主人公個人ではなく、男全般に対する認識になる。
なので「男は全てドM」「男は女の奴隷」という認識になり、主人公への詰りは、全て主語が「男全員」になる。
なので主人公だけでなく、読んでいるこっちをダイレクトに蔑んでくるように感じた。

ヒロインは「男＝クズ」としか見てないし、主人公は望んでこの役割になったわけではないのに「親善大使なんだから」と無理やりわけわからん義務を押し付ける周囲。
そもそも登場人物の誰も好きになれない。

タイトルと説明から、エロい女の子に囲まれたラッキースケベ展開を期待していたら、罵りと嘲笑に囲まれながら全て男の品位を落としていく胸糞展開でしかなく、興奮どころかストレスしか感じなかった。
今後の展開に期待できなくもない描写もゼロではないが、そこまで読み進める気力が持たないので、一巻を読み終えることなく脱落しました。

五等分の花嫁にエロを足して劣化させた感じ。
主人公と過去のしがらみがある子は10人のうち誰なのか、と言うのが主題。
差別化要素として、最後まで10人をキープするわけではなく、特定の試験があるたびに1～2人くらい脱落していく、ある意味ゲーム的な要素がある。
単に「過去のあの子は誰なのか」というだけでなく、「誰が残るのか」も見どころになっているのは面白い。

が、いかんせんキャラの掘り下げが緩い。
凄いペースで脱落していくので、キャラの魅力を感じる前にどんどん消えていく。
しかもキャラごとのエピソードが少ないことで、ヒロインが主人公に惹かれる理由に納得感が出ず、いろいろと茶番っぽく映る。
最後は特に展開が唐突だし、作中で回収されなかった伏線も多いので、たぶん打ち切られたのかな？
流石に10人は多かったのだろう。明らかに出番を削れたキャラも数人いるし、人数減らしてその分キャラを立たせた方がよかったと思う。

後半に行くほどよりエロくなっていくので、絵が好みなら、それ目的でサクッと読むのは良いかもしれない。

同じ作者の「ふかふかダンジョン攻略記」と同様、魔法や特殊能力なしで、膨大な現代知識と人間性だけで異世界を攻略していく物語。
設定がかなり深く練られていて、安易なチートでごまかしたりしない。作者がひけらかしてくる知識に酔えば、もうガバ設定大盛のなろう系なんて読めない身体にされることだろう。

設定などはふかふかダンジョンと同じなので、そこに対するレビューは割愛。差分だけを書く。

人間とも協力関係ではあるものの、メインは亜人の女の子を次々に仲間にしてハーレムを作っていく展開。
主人公本人は戦闘力が皆無だが、頭脳と知識、そしてリーダーシップでクリーチャー娘を落としていく。
読んでいて爽快感はあるし、エロ要素も多く、男の子的に憧れるストーリー展開ではないかと。
練り込まれた世界観・設定・カッコいい主人公・エロ可愛い女の子大量と大好物が勢ぞろいとなれば、5をつけざるを得ない。

ところで、本作はW主人公的な形で、同じく異世界転生した友人がいる。
双方の物語は別々に進行していて、11巻時点ではまだ互いに認識もしていない状態だが、周囲を巻き込んでいく方法が真逆になっている。
現代知識無双っぷりは共通している者の、主人公は人間にも友好的・自身の戦力は低く周囲の力を借りて戦う・女の事も対等な関係。
一方友人は、人間と敵対・単騎でも圧倒的な戦闘力・王として君臨し周囲は部下、という状態。
それぞれが自分の組織を拡大していく中、おそらく今後は二人が衝突することになると予想しているので、その結果や展開が非常に楽しみ。

なお、例のごとく作者の思想＆持論が満載で、特にタウラちゃんが全力で喧嘩を売りに行くので、一部のフェミな方々には絶対に見せてはいけない。

異世界について、かなり深くまで科学的・論理的に考察・設定されていて、読んでいて非常に面白い。

魔法なんて登場しない。
異世界という未発達の文明、かつ人間よりはるかに高い能力を持つ敵対種族が存在する中で、手に入る道具と現代知識と経験で武具を作り、鍛え、冒険していく。
「知識チートで＊＊作っちゃいました！」なんてなろう系にありがちなご都合展開はなく、物理的・科学的な創意工夫で生き抜くので、知識欲もかなり満たされる。
（厳密には「ありえない」事もあるのだろうが、一般人の知識だったら充分に説得力・納得感で説明される）

若干作者の思想や持論がストーリー中に現れるが、けっこう過激だったり「それが真理」という描かれ方をするので、合わない人が確実にいる。
（少なくとも読んでいる間は）作者の論理・理屈を飲み込めないと、かなりストレスがかかるだろう。
男性向けエロ描写が多く、（作者なりに理屈はある物の）男性優位な展開なので、女性には間違ってもお勧めできない。

主人公が人間側な一方、敵（亜人）側にも魅力的なキャラクターが多いので、少しだけ歯がゆく感じる。
そういう意味では、同じ作者が書いた「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」の方が、設定も似ていて、多数の亜人を仲間に引き入れていくので、好み。

タイトルから分かる通り、ギャグとエロに振り切った作品。
ここまで嫌われる主人公も珍しい。ギャグと割り切り、主人公に自己投影をしないのであれば、そこそこ楽しめる。

主人公に自己投影してしまうと、主人公に対する周囲の扱いがキツすぎるので、辛い。
蔑み、罵り、誰もが人格否定なんてレベルじゃない罵詈雑言を浴びせまくる。
サブタイトルの「魔族に愛される」部分も嘘ではないのだが、描写としては圧倒的に「嫌われ勇者」の方が強いので、主人公が不憫でならない。
容姿だけでここまで酷い扱いしなくても、と思う。

確かに主人公はすごいスキルを授かるのだが、何をしても称賛されたりはしないし、そもそも俺ツエーするシーン自体めっちゃ少ないので、無双要素はあんまりない。
ザマァやデレもゼロではないが、主人公の冷遇っぷりに比べると圧倒的に不足しているので、エロくは感じるものの、読んでいて爽快感や気持ちよさは感じなかった。

絵が好みで、かつ話の内容は薄くて良いからちょいエロい話が読みたい、という方には良い、のかな？
凄く悪いところもないが、漫画があふれている時代にこれを見る必要はないように思う。

女の子同士が自分の身体を賭けて大金（＝夢）を掴むために戦う設定は、好み。
負けても自業自得なので心は痛まず、遠慮なく下心をぶつけられる。
絵柄は少し古いが、これが好きな人もいるだろう。

が、話の内容はツッコみどころが多い。
主人公はお情けで勝ち抜いていくし、頭脳戦の内容や駆け引きも、正直チープ。
割と先の見える展開も多く、合気道を知らないのに合気道書いちゃったり、作者の都合が透けて見えるご都合感も、なんだかなぁという印象。
演出も上手くなくて、某ニ〇ニ〇動画的にコメントで客が反応するのだが、絵にかぶせてくるので邪魔。コメントOFFにしたい。普通に客席の反応を合間合間に挟んだ方が自然では。

一巻だと負けた方もまぁそこまで酷い目には合わないので、エロとしても物足りない。２，３巻は直接描写しないので、想像で過激な物を補完できるが、読者任せすぎるのでもう少し描いて欲しかった。
そもそも、これはアングラな話なの？ にしては一般人が普通に見れてそうだし、世論や法を無視できてる理由が分からん。設定がガバいよ。


巻数が少ないので、（自分のように）満喫で表紙に惹かれたら気分転換がてら読んでみるのはアリか。
けどその場合も、読んで後悔と言う程ではないが、もう少し良い漫画もあっただろうな、というモヤモヤ感は残るかもしれない。

エロとギャグに突き抜けた良作。
真面目に読んだらツッコみどころだらけの設定と展開だが、それを気にする暇を与えない勢いとエロがある。
面白い。
絵も上手いし、女の子はエロ可愛いので、ギャグ要素のあるエロ本だと思って読んで欲しい。

敵方として描かれるヤ〇チンにイラっと来る描写があるので、今後のザマァ展開を期待。

悪い意味のなろう系テンプレ（カクヨムだが）。
エロ描写が多いので、絵が好みでストーリーを気にしないなら読んでみても良いと思う。

設定はガバガバ。主人公が強い理由も、ヒロインに好かれる理由もスッカスカ。
ヒロインは一目であった素性も判らない状態にもかかわらず、なぜか主人公を「あなたは信じられる」と断言するし、あまつ即座に頼みごとをしてくる。奴隷とは？
主人公不在でも、モブ相手に勝手に主人公の名前を出して「私があの方に言えば～」とイキり散らかす様には笑いも出ない。

主人公は主人公で、ヒロインを愛するまでの過程は基本すっ飛ばし、作者の都合だけで出てきたサブキャラに持ち上げられて、ご都合展開で俺ツエーを繰り返す。

ストーリーは上記の通り見る影もないが、逆に展開無視してエロシーンが始まるので、エロ目的なら需要はあるかもしれない。
自分もストーリーは2巻までで見切りをつけて、残りはエロシーン以外流し読みした。

ちょっと作画の癖が強いので、好みはあると思うが、エロ需要を鑑みて＋１の星2評価。

エロい部分は非現実的なシチュエーション含めて面白い。ムラっとするし、独創性もあると思う。

ただキャラクターに魅力がない。ヒロインは性格が悪すぎるし、後先考えてない・周囲も見えていない・自分勝手と、顔と身体以外良いとこなさすぎ。
主人公の男もそんなヒロインに良いように使われて、それで芯も通っていない、すぐに下半身に支配されるようなアホ。
4巻は本気でイライラした。

無理な展開やイラつくやり取りをエロでごまかす感じなので、エロ目的で、それ以外を無視できるスルー力があるなら読めると思う。

エロ漫画なのか、少年向けバトル漫画なのか。どういうポジションで読んだらいいのか非常に困る作品。

基本路線は普通にバトル漫画。ちょっと癖はあるが画力は高いし、キャラクターそれぞれに対応する元素があるので、実在する元素の特性による相性や頭脳戦も楽しめる、異能力バトルもの。

なのだが、女の子の胸を吸うとパワーアップするという、エロギャグマンガ的な設定があり、これが明らかに浮いている。
作ががバトル漫画寄りなので、エロ目的で読むと絶対に物足りない。

エロい気分のときは普通のエロ漫画を読むし、少年漫画を読みたいときはエロ成分が邪魔に感じるので、どういう気分の時に読んだらいいのか分からず、積読している。

触れただけで女性を言いなりにできるスキルを持った主人公が、一緒に転生した女子クラスメートを洗脳してハーレム＆俺ツエーする話。

多少の背景はあれど、女生徒をスキルで洗脳して自分に夢中にさせまくる主人公は普通にクズなのだが、それを悪いと一切思っていない主人公の振る舞いはかなりヤバイ。
「こんなに喜んでくれている！僕は女の子が嫌がることは絶対にしない！」とか言い切る。それ洗脳した結果なだけだから。
麻薬漬けにして、最終的には本人が自分から望んで手を出してるわけだから自分は良いことをした、みたいな発想。
これを本気で書いてる作者さん、ちょっと心配になる。

作画も上手い人ではないが、それ以上に主人公がカオスなので、あまり気にならなかった。

主人公が悪人以上にヤベーキ〇ガイだが、それを無視してクラスメイトを洗脳して自分の欲望を満たす悪人の物語だととらえれば、まぁ多少は面白く読めた。

B級サメ映画好きならハマりそう。
自分はサメ映画自体はジョーズやMEGくらいしか見たことがないが、YoutubeのB級サメ映画レビューとかが好きで、ネタがそれなりに分かったので非常に楽しめた。
かなりニッチなジャンルに思えるが、ストーリーとしてもいわゆる異世界テンプレとは違い、むしろ異世界テンプレ通りの勇者(笑)がサメに次々に食われていくのは爽快感が高いので、試し読みしてみてはどうか。
サメ映画好き or なろう系アンチにはお勧めしたい。

悪い意味で「なろう系」らしい異世界俺ツエーもの。
主人公が生理的に無理。視野が狭く、知識は浅く、無能な自己中が運だけで掴んだチートスキルで無双する話。
その主人公を持ち上げるためだけに作られた設定と世界観とキャラクター達には、もうなんというか、狙って作ったのだとしても気持ち悪い。
エロ目的だとしても中途半端なので、一切お勧めしません。

いわゆる復讐ものを期待して読んだが、大外れ。
むしろ真逆で、クズへの制裁はほとんどなく、むしろやったもん勝ち。あるキャラがクズ中のクズに寝取られるし、改心したように見えたヤツが平気で再犯を繰り返し、お咎めなし。胸糞要素しかない。
散々ヘイトをためてから制裁を下すのだろうと我慢して読み続けたが、一向にそのような気配はなく、むしろ某掲示板で作者はNTR好きでバッドエンドにする気満々だという意見を目にしたので、見切った。
絵は可愛いし、NTR好きには刺さると思うので、＋１の星2評価で。