フレックスコミックス

言葉が通じないってのは良いがそこから話が広げられないなら無駄な設定だったなと思った。

好きな内容だけどね。 でも、主人公よく、我慢できたよね笑

韓流ドラマ好きはもちろん、韓流にまだハマっていない人にもぜひおすすめしたい、ありそうでなかった韓流ロマンスマンガ。 物語の始まりは、「宮廷でお針子として働いていたふつうの女官が、ある日突然王の側室に…！」という、親の顔より見た展開ではあるが、お願いだからここで読むのをやめないでほしい。どんどん加速度的に面白くなるから！！ なにが面白いかって、まずはキャラ設定である。 少女漫画はそれなりに読んできたけど、そのなかでも主人公ミョンファは圧倒的上位に入るぐらい好きなヒロイン。 こういうファンタジー恋愛ものの主人公って、権力ある男に色々理由をつけて気に入られては、その後窮地に陥るたびにその男に助けられていく、いわゆる自分ひとりじゃ何もできない系ヒロインが多い印象があるんだけど（ド偏見）、 われらがミョンファ様はなんでも一人で解決していくし、王の権力奪還の手助けまでする実力派ヒロインなのだ。もうそれだけで好感度が高い。 そしておすすめポイント２つめ。王の顔がとにかくいい。 画力が高すぎて、2巻以降からはことあるごとにキュンキュンしすぎて心臓発作起こしそうになった。いやなにもしていないんだけどね。 恋愛といいつつ2巻までは手をつないだに留まってるし、3巻の最後でやっとキスしたけど、それは物語のフィナーレ的なキスだし… とにかくスキンシップは思ったほど多くはない。にもかかわらずキュンキュンさせてくれるんや。神業である。 巻数の少なさもおすすめポイント。たかが3巻とあなどることなかれ。 物語は短くまとめることこそ難しいのだ。その点、本作は3巻で実にうまく完結している。なので、夜寝る前にサクッと全巻読めてしまう。 そして幸せな気分のまま就寝できるのである。 ありがとう、ミョンファ。今夜は快眠できそうです。

最終巻まで一気読み。 絵柄はすごく好み！だけど半年間の契約王妃という前提に「なぜ...？」という疑念を終始払拭できずあまり入り込めなかった。 普通に考えて「毎年王妃を取っ替え引っ替えする」という考えは単に王宮の風紀を乱すだけで、メリットが一つもないのでは...。国王には女性関係に緩いという悪評がつくし、相手の女性も一度婚姻した身、ということで、次の嫁ぎ先を探すのに苦労しそうだし、荒唐無稽な案にしか思えず、その前提のもとで進められるちょっと無理のあるストーリーに感情移入するのは難しかった。 そもそもカミラの呪い？という設定も1巻と最終巻でちょろっとしか出てこないし、後半も急に異教集団のエピソードが出てきたりして、全巻通して取ってつけたような設定が多かった印象。 ただ単にキャラ萌えを目的としている人にとっては、登場人物全員の顔面偏差値の高さからおすすめできるけど、ストーリーラインの合理性を求める人には合わないかも。

母の再婚がきっかけで、引きこもりの主人公・のの(16)のもとに義理の兄がやってきた！イケメンで面倒見もいいのにシスコンで変態な義兄・八千代に振り回されるのの。けれどその兄がきっかけで、少しずつののも脱引きこもりを決意してーー！ 前半は平成特有のノリのギャグが重なり、あの独特の付いていけない感じに懐かしさが込み上げてきたけど、後半からはきっちり少女漫画感を出してきて目が離せなかった。 それとやっぱり美味しいね、三角関係。パーフェクト年上イケメンの八千代と、ピュアで無口な年下ゲーマー男子・ユキちゃんという構図がよかった。そして何より、その2人の中で選択をしなければいけないってなった時に、割と早い段階でユキちゃんに「ごめんなさい」できたののも素晴らしいよ！下手にどっちにもいい顔してこの関係性を続けるんじゃなくて、ちゃんと2人に向き合っているののちゃんが素敵。 最後には完璧に脱引きこもりができたのの。ユキちゃんも気持ちに区切りをつけて新しい恋に向かっていっているようだったし、他のキャラたちも、各々結婚したり恋人になったりして、みんなの成長を感じてしんみりした。と同時に、私もそろそろ人生の階段を進まなきゃなと、励ましにもなった1作だった！後味スッキリ、良かったです！

人間の血に興味津々だけれど、理性で本能を押さえつけ、普通の高校生活を過ごしている吸血鬼の一条さん。けれどある日、食事中の様子を同級生の男子に見られーー 理性と本能の狭間の中で葛藤する一条さんがとにかく可愛い。 欲を言えば、吸血鬼と人間の恋愛でおこる葛藤とかすれ違いも描いてほしかったけど、このほのぼのとした作品に余計な要素を入れると雑味が出ちゃうかな？そう思うと、互いの想いが通じ合った段階でフィナーレを迎えたのはちょうど良かったかも。 3巻という短い縛りの中で綺麗に終わっていて良かった！