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作品数:17
全385件
うにたべたい
3.9
福本伸行氏の現時点で再長期連載作品。27年の長期連載の後、2018年3月に完結しました。一度完結しましたが続編が連載される準備があることを近代麻雀の編集部が述べており、実際、本作の続編にあたる作品が現在連載されています。ただ、アカギは何気に女性人気が高い作品だったので、続編の主人公が女の子になっているのはちょっとどうかなと思います。既存のファンが求めるものと方向性が違うのでは。「赤木しげる」という風来坊の博打狂が主人公で、最終章の"手本引き"以外は麻雀による勝負が描かれています。ラストの手本引きは、それ自体の知名度が低いためかガッツリとルール説明がありましたが、基本的に本作は麻雀のルールを理解していないと読むのはきついと思います。ラストの手本引きを加えると4つの章に分かれますが、その大部分は同牌の4牌中3牌が透けて相手から見える特殊な牌を使った鷲巣麻雀編で、36巻中28巻以上が鷲巣麻雀です。裏社会の帝王「鷲頭厳」と「赤木しげる」の命をやり取りする真剣なイチャイチャが本作のメインとなっていて、薄い本が作られるわけです。なお、鷲巣麻雀は半荘6回の勝負で、5回戦までは比較的サクサク進むのですが、6回戦(特にラスト一局)の引き伸ばしが凄まじいです。黒服の助言が入って1話、鷲巣の妄想が入って2話、配牌だけで何話も消費するので、緊迫感を通り越してもはやそういうネタではないかと思われる始末。更には対局中に倒れた鷲巣が地獄で大暴れする地獄編などが入り、もういいから先に進めてくれと、ただ、本当に終わってしまった時は、本当に終わったのか?という不信感不安感がありました。そういうわけでなんだかんだ引き伸ばしも含めて楽しんでたのかなと思います。
アカギ
レビュー(245)件
完結・全36巻
3.7
近代麻雀オリジナルで21年間に渡り長期連載していた麻雀漫画。他の麻雀漫画同様、特に中盤以降はトンデモ理論の能力バトルとなっています。一応、配牌から自摸、捨牌が表示されていて、牌の流れが追える描き方になっていますが、少しでも麻雀に心得があれば全く理解できない打牌をしているため、本作で麻雀を学ぶことはできないと思います。そもそも麻雀というゲームについての解説は作中無いため、前提として読む前に麻雀のルールを知っている必要があります。いじめられっ子の主人公「武田俊」が、その持ち前の危険を察知し回避する能力を見出され、山城組傘下の代打ち集団「ZOO」に引き入れられるというストーリー。ZOOのメンバーは高校生が中心となっていて、動物から取られたコードネームがつけられています。他家の当たり牌を察知する主人公は「兎」を与えられ、他のキャラも、容姿や能力から取られた動物名のコードネーム(ユキヒョウ、シャモア、キツネなど)を持ちます。大抵の麻雀漫画ではキャラを使い捨てる印象が強いのですが、ZOOのメンバーはそこそこ多く、ZOO同士で打つこともあり、また各キャラ個性的なため、読んでいて楽しかったです。絵はきれいで読みやすく、自摸も追いやすいので、他人の麻雀を見るのが好きな人にもおすすめです。ただ、終盤は完全にニュータイプ同士の戦いになっていて、自摸はもちろんのこと、牌山さえ透けて見えるような連中だらけ、ルール自体は一般的な麻雀ルールなのですが麻雀で空中戦が発動するので、展開についていけなくなります。また、麻雀中は各キャラそれがマナーのように黙って打つのですが、その代わりテレパシーで会話をします。麻雀を極めるとそんなこともできるんですね。また、終盤は麻雀の傍らでバトルマンガが始まります。殺し屋集団vsZOO。まぁ打ってないキャラは退屈なのでしょうけど、別卓で麻雀すればいいのに殺し合いを始めるのでビックリでした。人によると思いますが、個人的には序盤で普通に麻雀打ってたあたりの方が良かったと思いました。
愛蔵版 兎 野性の闘牌
レビュー(2)件
既刊12巻
Radio
3.0
Ikuru
ヒビキ
4.5
ペンサンピン
天
レビュー(113)件
完結・全18巻
ちゆ
sts
むこうぶち 高レート裏麻雀列伝
レビュー(14)件
既刊64巻
nick
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